海外から帰國したジャイアントパンダの「二順(アルシュン)」が重慶動物園で今年7月22日に生んだ雄の雙子パンダがこのほど公開された。人民網が伝えた。
2007年生まれの「二順」は、「友好の使者」として、2013年3月から、カナダのトロント動物園とカルガリー動物園に続けて滯在し、2020年11月末に帰國した。 カナダ滯在中の2015年10月13日に、「二順」は雙子の「加悅悅(ジアユエユエ)」と「加盼盼(ジアパンパン)」を出産した。
中國に帰國した「二順」は今年3月、中國ジャイアントパンダ保護研究センターで、雄パンダ「青青(チンチン)」との自然交配に成功した後、7月22日午前8時49分と午前9時8分に、雙子の雄の赤ちゃんを出産した。出生時の體重は、兄パンダが132グラム、弟パンダは91グラム。誕生から約半ヶ月、重慶動物園の飼育擔當者の手厚い世話を受け、赤ちゃんパンダはすくすくと成長。兄パンダは元気いっぱいで活発、食欲旺盛で體重は420グラムまで増えた。弟パンダは、兄パンダに比べて小柄で、現(xiàn)在の體重は257グラムとなっている。
パンダの「二順」が雙子を出産したのは今回が2回目となり、帰國後初めての出産となった。また、海外から帰國して重慶動物園で飼育されているパンダが雙子を出産したケースも今回が初めてとなる。
重慶動物園は、1960年代からジャイアントパンダの飼育をスタートし、1980年代から繁殖?生育を始めている。2022年8月8日の時點で、重慶動物園では計30頭の赤ちゃんパンダが誕生し、うち雙子が13組、三つ子が1組となっている。同園では現(xiàn)在、21頭のパンダが飼育されている。(編集KM)
「人民網日本語版」2022年8月9日