科學(xué)調(diào)査船「雪竜號(hào)」は31日、北緯72.5度のチュクチ海で科學(xué)調(diào)査を?qū)g施中に、大規(guī)模な流氷に初遭遇した。新華社が伝えた。

雪竜號(hào)は31日朝にまばらな流氷に遭遇し、夜になると流氷が海面の80?90％を満たすようになった。船體は時(shí)折、流氷にぶつかった。

専門家は、「今年7月の北極海から低緯度に向かい流れる流氷は少なめで、氷の溶ける速度が緩慢なため、北極海?北太平洋の流氷が深刻になっている」と指摘した。

中國極地研究センター極地海洋研究室副研究員の雷瑞波氏は、「過去數(shù)回の北極観測(cè)と比べると、雪竜號(hào)がこの緯度に到達(dá)した時(shí)期は1週間ほど遅い。しかし流氷は過去と比べて大幅に多い。これまでは、この緯度に到達(dá)するまでにこれほど密集した流氷が出現(xiàn)することはなかった」と語る。

北太平洋の流氷は、7月としては5年ぶりの量となっている。雷瑞波氏は、「北極海の流氷の溶ける量は8月が最多で、9月中旬になると流氷の面積と範(fàn)囲が年間最小となる。北極観測(cè)隊(duì)の北極海中心海域での科學(xué)調(diào)査は8月に集中しており、流氷が溶けることで現(xiàn)在直面している問題が解消される可能性が高い」と語った。

船長(zhǎng)の沈権氏は、「流氷は現(xiàn)在、雪竜號(hào)の航行に大きな影響を及ぼしていない。しかし流氷の密度と強(qiáng)度に基づき安全な航行速度を選び、大きな氷を避けるか、船體で流氷にぶつかり進(jìn)む必要がある」と述べた。（編集YF）

「人民網(wǎng)日本語版」2014年8月1日