給與やボーナス以外にも、銀行の上層部の多くが多大な福利厚生を享受し、規(guī)範(fàn)を超えた補助金や職務(wù)消費の権力をあたえられており、このような隠れた収入の金額は給與明細(xì)に記された數(shù)字に引けを取らない。國有資本が株式を保有する中國光大銀行は會計監(jiān)査において、虛偽の伝票による報告が5682萬8600元分に上り、引き出された現(xiàn)金の大部分は奨勵金といった影の福利厚生の費用に充てられた。広州支店だけでも虛偽伝票は5千件以上あり、現(xiàn)金3千元以上が引き出されたという。

実際、金融機関上層部の高すぎる給與に対し、関連部門はこれまでたびたび制限を加えるよう求めてきた。2010年には中國銀行業(yè)監(jiān)督管理委員會（銀監(jiān)會）の「商業(yè)銀行の給與安定の監(jiān)督管理の手引」が発行され、「商業(yè)銀行の主要な責(zé)任者の成果に対する報酬は基本給與の3倍以內(nèi)で確定しなければならない。銀行上層部の成果に対する報酬の40％以上は少なくとも3年猶予する」との要求が明確にうち出された。

銀行上層部の給與の合理的な設(shè)定は、大手行も模索やテストの段階にある。中國銀行と交通銀行は株式による奨勵メカニズムの実施に著手しつつある。中國交通銀行の牛錫明頭取はさきに、「混合所有制企業(yè)の改革では戦略の管理、上層部の管理、給與の管理、業(yè)務(wù)上のリスクの管理において、理事會に主な役割を発揮させることになる」と表明した。（編集KS）

「人民網(wǎng)日本語版」2014年9月9日