また易副総裁は、「今年は米ドルが1番強い通貨で、人民元は世界で2番目に強い通貨だ。人民元の実質(zhì)有効レートは上昇している」と指摘した。
最近の人民元レート低下の原因について、招商証券研究発展センターの謝亜軒マクロ研究主管は、「輸出増加率が予想を下回ったことが、このたびの人民元レートの弱體化を招いた直接の原因だ。中央銀行の金利引き下げは元レート低下の予測をある程度後押ししたし、米連邦準(zhǔn)備制度理事會(FEB)の金融政策の変更はこのたびの人民元レート弱體化の國際的要因の主なものだ」との見方を示した。
多くの機関が出した予測は、來年は米ドル指數(shù)が引き続き好調(diào)だとみられること、來年初めも経済が引き続き鈍化するとみられることから、人民元相場は小幅の値下がりになる可能性が高い、というものだ。
ゴールドマン?サックスがまとめた研究報告によると、來年第1四半期(1-3月)には中國の経済成長が鈍化する可能性があることから、人民元相場が値下がりするリスクが徐々に高まっている。経済鈍化の予測や舊暦の正月がもたらす貿(mào)易黒字の急激な縮小により、15年上半期には人民元の値下がりリスクが増大するという。
UBS中國法人の汪濤チーフエコノミストは、「人民元の対ドルレートは來年は小幅に低下する。15年末には1ドル=6.35元前後に達し、16年は6.4元前後まで低下する可能性があるが、この時期の人民元には引き続き段階的な上昇傾向をみせる可能性もある」と予測する。(編集KS)
「人民網(wǎng)日本語版」2014年12月25日
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