G7サミットが7日、ドイツ南部で開幕した。議事日程によると、今回のサミットの焦點(diǎn)は西側(cè)諸國(guó)とロシアとの関係、気候変動(dòng)、貿(mào)易などだった。だが日本の安倍首相にとっては、こうした既定の議題は決して肝要ではなく、いかにして南中國(guó)海情勢(shì)、アジアインフラ投資銀行（AIIB）など中國(guó)関連の議題を持ち込み、G7の支持を得るかにこそ真の関心がある。日本メディアはこれについて「安倍首相にとって中國(guó)がサミットの最重要課題となった」と報(bào)道した。北京青年報(bào)が伝えた。

■南中國(guó)海問題を誇張し、中國(guó)の顔に泥を塗る

　安倍首相のウクライナ訪問と支援提供には、ウクライナ問題でG7各國(guó)と立場(chǎng)が一致することを表明して、サミットで南中國(guó)海問題を取り上げるよう促す狙いがあるとの認(rèn)識(shí)でメディアは一致している。安倍首相は今回、ウクライナ問題とアジア情勢(shì)には「連動(dòng)」関係があると繰り返し公言したうえ、ロシアによるクリミア「併呑」と中國(guó)による南中國(guó)海での埋め立てを同列に論じ、共に「力による現(xiàn)狀変更」であるとの認(rèn)識(shí)を示した。

　6日に會(huì)場(chǎng)に到著すると、安倍首相はサミット開幕前から様々な外交活動(dòng)を展開。ドイツのメルケル首相、フランスのオランド大統(tǒng)領(lǐng)などと相次いで會(huì)談し、日本の主張を力の限り売り込んだ。

　共同通信社によると、オランド大統(tǒng)領(lǐng)との會(huì)談で安倍首相は南中國(guó)海問題について「中國(guó)による埋め立ては急速に進(jìn)展している。各國(guó)と懸念を共有したい」と指摘。オランド大統(tǒng)領(lǐng)は同意を表明した。

　7日の夕食會(huì)はなおさらに安倍首相によるパフォーマンスの重點(diǎn)となった。安倍首相は中國(guó)の「海洋拡張」について「東中國(guó)海情勢(shì)および南中國(guó)海情勢(shì)の緊張を高める、一方的な現(xiàn)狀変更の試みを放置するわけにはいかない」と強(qiáng)調(diào)した。