
「遺伝子組み換えイネが煙霧を減らす」という情報(bào)が、6月14日に注目を集めた。ある中國(guó)人研究者の研究によると、イネの新たな品種を開発することで、窒素を含む化學(xué)肥料の使用量を減らし、煙霧を緩和できるというのだ。光明網(wǎng)が伝えた。
ジャポニカ米とインディカ米は、アジアで栽培されている主要な2亜種だ。前者は風(fēng)味が良く人気が高いが、窒素肥料の利用率が低い。後者と同じ収穫を得るためには、より多くの化學(xué)肥料を用いる必要がある。しかし、窒素を含む多くの肥料が一酸化窒素として大気中に入り、中國(guó)の煙霧の一因となっている。
実験によると、インディカ米とジャポニカ米の窒素肥料の使用効率の差は、遺伝子「NRT1.1B」の點(diǎn)変異によるものだ。研究チームは通常のハイブリッドイネの栽培方法により、インディカ米のこの遺伝子をジャポニカ米に取り入れた。北京、上海、長(zhǎng)沙の試験エリアでの試験によると、新たなイネは通常の半分の肥料しか與えられなくても、一般的なジャポニカ米を30?33%上回る生産量を記録し、窒素肥料の使用効率が30%向上した。通常通りに窒素肥料を與えた場(chǎng)合、生産量が8?10%増加し、利用効率が約10%向上した。
新たな品種を開発することで、肥料の使用量を減らすことができれば、煙霧解消の一助となる。しかし専門家は、「我々の研究目的は、煙霧の解消ではなく、ジャポニカ米にもインディカ米と同じ水準(zhǔn)の肥料使用効率を持たせること。煙霧解消は非常に複雑かつ系統(tǒng)的な取り組みであり、我々の研究の対象外だ」と話した。(編集YF)
「人民網(wǎng)日本語版」2015年6月15日
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