実のところ、上半期は、様子見ムード、自動車市場の全體的な低迷、株式市場での投資ブームなどの要因が重なったことで、輸入車価格は軒並み下落した。中國輸入自動車市場データバンクが発表した最新月報によると、今年5月、中國に輸入された自動車の総數(shù)は8萬8200臺、うち乗用車は前年同期比30.4％減の8萬7300臺だった。2015年1月から5月の累計で見ると、中國の輸入自動車総數(shù)は、同22.3％減の43萬8100臺。一方、輸入自動車販売市場における5月の平均割引額は8萬元（約160萬円）、割引率は11.8％と、過去最高を記録した。

國機(jī)汽車市場部の王存?高級経理は、「メーカーの生産や物流などの影響を受け、輸入車の在庫を消化するために、より長い時間を要するようになった。在庫がピークに達(dá)した2012年、市場での在庫期間は6ヶ月だった。今年もその時と同じような狀況を呈しており、輸入車市場が元の狀態(tài)にまで回復(fù)するまでに、おそらく6カ月から9カ月かかるだろう」との見方を示した。

今回のゼロ関稅をめぐる空騒ぎについて、中國汽車工業(yè)諮訊発展公司の賈新光チーフアナリストは、「輸入自動車が高い狀況を打破するためには、販売ルートを整備する以外に、輸入車の稅収構(gòu)造を調(diào)整することと消費者の理性的な消費を?qū)Г趣いI方からアプローチする必要がある」とコメントした。（編集KM）

「人民網(wǎng)日本語版」2015年7月2日