日本の小學(xué)校でも、授業(yè)で話を聞かない子どもは少なくない。だがグラウンドでコーチの話を聞かない子どもはほとんどいない。理由は簡(jiǎn)単である。學(xué)校の勉強(qiáng)は義務(wù)だが、サッカーの練習(xí)は自分で選んだことだからだ。
日本の育児書(shū)もそのように保護(hù)者に教えている。子どもを連れておもちゃを買うとすれば、保護(hù)者は2つか3つの候補(bǔ)を選んでもいいが、最後は子どもに選ばせる。小さい頃から自分で選ぶ習(xí)慣を身につけさせるためである。
息子が最初に自分で「選択」をしたのは3カ月の頃だった。息子を連れて日本の病院に予防注射を打ちに行った時(shí)のことだった。注射を終えた醫(yī)師は、大聲で泣く息子のために、キャラクターの絵の入った2枚の絆創(chuàng)膏を取り出した。両手で2枚とも取ろうとする息子に、醫(yī)師は辛抱強(qiáng)く、1枚だけだと言って聞かせた。息子はそれを理解したようで、少し迷ってから1枚を選んだ。この小児科醫(yī)師がこうしたのは、実際には保護(hù)者の私に見(jiàn)せ、保護(hù)者を教育するためだったと考えられる。
日本人がこうしたしつけをするのは、小さい頃から選択の余地を子どもに與えなければ、子どもが自分は本當(dāng)は何が必要で、何をしたくて、何に興味があるのかがわからなくなってしまうからなのである。(文:青葉 編集:MA)
「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2015年8月7日
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