近年、ネット上では、北京の「防御網(wǎng)」を紹介する話題が多い。例えば、正體不明の組織「朝陽區(qū)の區(qū)民」、「西城區(qū)の中年女性」、「海淀區(qū)のネットユーザー」、「豊臺(tái)區(qū)の區(qū)民」など。
うち、「朝陽區(qū)の區(qū)民」は、有名人や蕓能人の麻薬使用を通報(bào)し、逮捕につなげていることで知られている。ネットユーザーらは、「朝陽區(qū)の區(qū)民」について、「ビッグニュースを作ることが好き」と冗談で言っている。ベンチャー投資家の薛蠻子や俳優(yōu)の黃海波(フアンハイボー)、映畫監(jiān)督の王全安(ワン?チュアンアン)などが買春で、歌手の李代沫(リーダイモー)、腳本家の寧財(cái)神(ニンツァイシェン)、俳優(yōu)の王學(xué)兵(ワン?シュエピン)などが麻薬使用で逮捕されたが、全て「朝陽區(qū)の區(qū)民」の通報(bào)だったからだ。その他、殺人や強(qiáng)盜、白タクなど、大きな事件から小さな事件まで、多くの通報(bào)が寄せられている。
メディアの報(bào)道によると、「西城區(qū)の中年女性」は、2015年上半期、各種情報(bào)を1萬1937件、犯罪の手掛かり567件を寄せた。北京警察は、「西城區(qū)の中年女性」に、懸賞金として14年に200萬元(約3760萬円)、今年の1-4月に56萬元(1050萬円)を用意した。
中國政法大學(xué)の洪道徳?教授は、「北京のこれらのボランティアは、いつでもどこでも、犯罪の疑いがある行為を見たらそれを警察に伝えることができる。一般市民は広い範(fàn)囲をカバーすることができ、コミュニティのボランティアで構(gòu)成される『防御網(wǎng)』は警察にとって大きな助けとなる。北京の社會(huì)の秩序を保つ點(diǎn)で、大きな役割を果たしている」と評(píng)価している。(編集KN)
「人民網(wǎng)日本語版」2015年9月25日
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