中國(guó)人民銀行(中央銀行)は24日、金融機(jī)関の人民元建て貸出と預(yù)金の基準(zhǔn)金利を引き下げた。うち、1年物預(yù)金基準(zhǔn)金利は0.25ポイント引き下げ、1.5%とした。9月の消費(fèi)者物価指數(shù)(CPI)が前年同月比1.6%上昇したことを考えると、「マイナス金利」と言える。中國(guó)青年報(bào)が伝えた。
▽中國(guó)が「マイナス金利」の時(shí)代に突入か 銀行に預(yù)けておくと資産が減る?
いわゆる「マイナス金利」とは、CPIの上昇率が1年物定期預(yù)金基準(zhǔn)金利を上回る狀態(tài)を言う。統(tǒng)計(jì)データによると、中國(guó)はすでに2カ月連続でCPIが1年物預(yù)金基準(zhǔn)金利を上回っている。物価の上昇率が1年物預(yù)金の金利を上回っているのだ。つまりこれは、銀行にお金を預(yù)けていると、資産が減る恐れがあるということを意味する。
今回の利下げ後、1年物預(yù)金基準(zhǔn)金利は1.5%にまで下がった。つまり、10萬元を1年の定期で預(yù)けると、1年後の満期時(shí)には1萬1500元になる。しかし、9月のCPIは前年同月比1.6%上昇した。物価が年に1.6%上昇するとは、今日10萬元で買える品物が1年後には1萬1600元になっているということだ。すなわち、銀行に預(yù)けている間に資産の価値が100元分減ったことになる。
この考え方に異論を訴える人もいる。中國(guó)社會(huì)科學(xué)院財(cái)経戦略研究所の何代欣副研究員は、「CPI上昇率を使って比較するのは規(guī)範(fàn)的とは言えない。CPIはインフレ率を代表する唯一の指標(biāo)ではなく、絶えず変動(dòng)するデータであり、その変動(dòng)幅は実際の利率の変動(dòng)を上回ることが多い」と指摘する。
例えば、2014年1月のCPI上昇率は2.5%で、2015年1月は0.8%だった。変動(dòng)が大きいデータを使って、金利がインフレ率に負(fù)けたと斷定するのは間違っている。また、CPIは計(jì)算において食品価格が重要な位置を占め、代表性に欠けることなどから、データの不確定性が高い。
何副研究員はまた、「?jìng)€(gè)人が全ての資産を1年物定期預(yù)金で貯蓄するというのは、極端なケースだ。利下げと資産減少の間に直接的な因果関係はない。個(gè)人および家庭の資産管理は多元化している。投資、不動(dòng)産、有価証券、外國(guó)為替、銀行での資産運(yùn)用など、様々な手段がある」との見方を示した。
![]() |
このウェブサイトの著作権は人民日?qǐng)?bào)社にあります。
掲載された記事、寫真の無斷転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257、080-5077-8156 北京 (010) 6536-3680