西南財(cái)経大學(xué)中國家庭金融調(diào)査?研究センター家庭金融研究部の李鳳研究員（準(zhǔn)教授）は28日に行われた2015年韓國-四川省西部フォーラムの席で、中國の世帯資産の配分と変動(dòng)について最新の調(diào)査研究の結(jié)果を明らかにした。それによると、15年の中國の平均世帯資産は13年に比べて20％増加し、不動(dòng)産が占める割合が米國の2倍以上にあたる69.2％に達(dá)したという。成都商報(bào)が伝えた。

　調(diào)査の主な結(jié)果は次の通り。

▽調(diào)査結(jié)果1：中國人の平均世帯資産が20％増加　株式保有額は2倍に

　李研究員は、「統(tǒng)計(jì)では総資産とは金融資産、不動(dòng)産、工業(yè)?商業(yè)資産、その他の資産で構(gòu)成される。15年の中國の平均世帯資産は13年比20.2％増加し、うち金融資産の伸びが最大で59.4％に達(dá)した。調(diào)査結(jié)果からわかることは、世帯の金融資産の伸びは主にリスク資産の伸びによるもので、とりわけ株式と資産運(yùn)用商品によるところが大きく、13年比で株式は92.5％増加し、資産運(yùn)用商品は同198.5％も増加した。このような成長モデルは持続可能ではない。成長が主として価格が変動(dòng)する金融資産と不動(dòng)産によっているからだ」と述べた。

　また李研究員は、「世帯の定期預(yù)金資産は同36.3％を占め、普通預(yù)金資産は同34.4％を占め、両者をあわせると70％を超える。ここから中國の世帯の資産運(yùn)用意識(shí)の低さと、資産運(yùn)用に大きな発展の余地があることがうかがえる」と指摘した。

▽調(diào)査結(jié)果2：不動(dòng)産が世帯資産の約7割占める　金融資産に振り分ける資金はあまり多くない

　李研究員は次のように述べた。「調(diào)査によると、15年の中國の世帯総資産のうち、不動(dòng)産の占める割合が69.2％に達(dá)し、この割合は米國の2倍以上だ。ここから中國の世帯資産は流動(dòng)性が非常に低いことがわかる。これは人々の不動(dòng)産所有に対する伝統(tǒng)的な意識(shí)に関わりがあると同時(shí)に、収入がそれほど多くないこと、流動(dòng)性の高い金融資産に振り分ける資金がそれほど多くないこと、中國人の資産運(yùn)用に対する意識(shí)がなお低いことも示している。中國の人々の負(fù)債水準(zhǔn)は米國をはるかに下回り、金融サービスに引き続き向上が期待されることがわかる」。