輸入品の価格は関稅のほかにも様々な要素の制約を受けるが、どうあれ、輸入関稅の大幅な引き下げは、輸入品の価格引き下げの可能性を高める。李九領氏は「長期的に見れば、輸入関稅引き下げは中國の安定成長、構造調整、民生改善につながる重要措置であり、消費財輸入の合理的な増加、消費ニーズ多様化への対応、國內消費のアップグレード促進、國內関連産業(yè)のモデルチェンジとアップグレード、國際貿易のバランス化にとってプラスの役割を持つ」と語る。
▽貿易?投資環(huán)境の改善 関連産業(yè)に利益
李九領氏は「中韓、中豪FTA発効によって、中韓?中豪間の貨物、サービス、資本、人員などの自由な流動が促進されるだけでなく、2國間投資の予見可能性、透明度、安定性が高まる。両國の業(yè)界により便利で、透明、公平な貿易?投資環(huán)境が與えられ、より広範囲で資源配置が最適化される」と語る。
中國稅関の初歩的な予測によれば、中韓FTAの発効から1年以內に、約260億ドルの中國輸出品、200億ドルの韓國輸出品の関稅が優(yōu)遇される。中豪FTAでは約200億ドルの中國輸出品、150億ドルのオーストラリア輸出品の関稅が優(yōu)遇される。
中韓FTAを見ると、両國の産業(yè)にはそれぞれ強みがあり、自由度の高い市場が開放されれば、これらの産業(yè)はいずれも利益を得ることができる。
12月20日のFTA発効にともない、山東、江蘇、浙江、広東など各地の申請企業(yè)に対し、中國國際貿易促進委員會が特恵関稅用の原産地証明書53件を発行した。
中韓FTAの発効後、中國製スマートロボットの韓國への輸出にかかる関稅8%が撤廃された。12月20日午前、青島同豊友道自動化設備有限公司が生産した「ゼロ関稅」ロボットが韓國に輸出された。同社の董勝吉?副総経理は「ゼロ関稅になった後、これらのロボットは約2萬元(1元は約18.3円)の稅が免除された。これは韓國での販売価格に直接反映され、わが社の市場競爭力が高まる」と述べる。
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