上海市児童病院消化科主任の張婷氏は、次の通り説明した。
大便は病気治療に使うことができる。これは決して冗談ではない。大便によって下痢、嘔吐、便秘などの疾病を治療することは、古代から行われてきた?,F(xiàn)在の腸內(nèi)微生物移植は、健康な人の大便を患者の體內(nèi)に移植することで、腸內(nèi)細(xì)菌群のアンバランス?fàn)顟B(tài)を是正し、腸の機(jī)能を回復(fù)することを目的としている。同院は2013年、他に先駆けて腸內(nèi)細(xì)菌の移植によって、ある子供患者の偽膜性大腸炎 (PMC)を治療した。その後、同院は上海発の「腸內(nèi)細(xì)菌バンク」を設(shè)立した。貯蔵量は1千から2千ミリリットルと安定を保っているが、提供者は患者の両親や醫(yī)療関係者にほぼ限られている。今回の提供者募集は、腸內(nèi)細(xì)菌の移植治療を必要とする子供たちに対応するため、腸內(nèi)細(xì)菌バンクの容量を増やす目的で実施された。
だが、腸內(nèi)細(xì)菌の提供者になることは簡(jiǎn)単なことではない。その條件は、獻(xiàn)血よりずっと厳しいからだ。まず、身體的に健康であること、年齢は18歳から40歳で、排便リズムが整っていること、大便の性狀が正常であることが求められる。このほか、病院が実施する各検査を受けなければならない。條件に見合う提供者は、排便後すぐに、大便を病院の収集容器に入れ、2時(shí)間以內(nèi)に上海市児童病院消化科に屆けなければならない。1カ月に10回から15回、その作業(yè)を行う必要がある。病院側(cè)は、「腸內(nèi)細(xì)菌群の活性成分が治療の鍵を握っている。排便から2時(shí)間以上経つと、活性成分が減少してしまう。このため、有効時(shí)間內(nèi)に冷凍して極低溫の下で保管し、6カ月以內(nèi)に使わなければならない」と強(qiáng)調(diào)している。(編集KM)
「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2016年2月23日
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