日本メディアはこのほど、日本政府が次期中國大使に橫井裕トルコ大使を起用するかもしれないと報(bào)じた。就任は今年5月になると見られる。報(bào)道によると、橫井氏が任命された場合、2010年以降初の「チャイナスクール」出身の中國大使となる。新華網(wǎng)が伝えた。

　チャイナスクールからの中國大使起用にはどのような考えがあるのだろうか？チャイナスクール出身の中國大使は中日関係の今後の行方に影響を與えるだろうか？日本問題の専門家に取材した。

■橫井裕氏とは誰か？

　共同通信社によると橫井氏は現(xiàn)在61歳で、1979年に外務(wù)省に入省した。かつて中國で語學(xué)研修を受け、外務(wù)省アジア局中國課長、上海総領(lǐng)事、駐中國公使、外務(wù)省報(bào)道官などを歴任。日本國內(nèi)では「チャイナスクール」出身の外交官として知られる。2013年8月にトルコ大使に就任した。

■「チャイナスクール」とは？

　日本メディアによると、外務(wù)省で中國語に精通しており、中國通の外交官はしばしば「チャイナスクール」と呼ばれる。中國國際問題研究基金會(huì)の王泰平研究員によると、チャイナスクールは通常中國語ができ、若い時(shí)に中國駐在や外務(wù)省中國課での勤務(wù)経験があることが多く、外務(wù)省入省後1、2年で中國の大學(xué)に留學(xué)して語學(xué)を?qū)Wぶことがある。

■チャイナスクール出身者を起用する理由

　日本メディアは政府のこの方針を読み解いている。

　産経新聞によると、近年中國大使はチャイナスクール以外からの起用が続いていた。日本國內(nèi)、政府、自民黨からチャイナスクール出身者は中國に対する配慮が過剰だとして強(qiáng)い反発があったためだ。2010年に宮本雄二大使が退任すると、民主黨は実業(yè)家の丹羽宇一郎氏を民間初の中國大使に起用した。丹羽氏の後任には西宮伸一氏が任命されたが、赴任前に急死したため、木寺昌人氏が就任して現(xiàn)在に至る。