スタンプと現(xiàn)実生活のコラボ

鄭州大學(xué)3年生の李爽さんは新學(xué)期初めの數(shù)日間、授業(yè)以外の時間のほとんどすべてを、グラウンドで行われた新入生の軍事訓(xùn)練活動の取材と報(bào)道にあてた。政工組（政治作業(yè)グループ）の宣伝活動のためという目的以外に、彼女は忘れがたいほど印象的な新入生の表情をカメラに収めており、これが楽しくてたまらないのだという。彼女は、それらの寫真をもとにしてオリジナルのスタンプを作成しており、24枚を1セットにした軍事訓(xùn)練スタンプシリーズを作るつもりだという。

李さんは、「同級生の顔を使ってスタンプを作るのはとても面白い。クラスのチャットグループの雰囲気を和ませる」と話した。

アンケートに回答した大學(xué)生のうち過半數(shù)以上がスタンプストアで購入した公式スタンプ以外の秘蔵のスタンプを使うのが好きだとしている。

スタンプ流行の背景

南開大學(xué)文學(xué)院博士課程陳■嬌さん（■は王へんに炎）は昨年末、自分の微博（ウェイボー）で、「現(xiàn)代の若者のSNSにおける3つの法則とは、學(xué)歴、星座を教えあうことと、保存しているスタンプを交換することだ」と投稿している。ネットユーザーたちが殘したコメントや「いいね」の數(shù)から判斷しても、この3つの法則はあながち間違いではなさそうだ。この當(dāng)時からすでにネットユーザーたちの自作スタンプがキャンパスで流行していたという。

四川大學(xué)文學(xué)院及び新聞學(xué)院の李宇鳳副教授は、「スタンプが広い範(fàn)囲で使用されている現(xiàn)象は、現(xiàn)代の生活や文化と関連性がある?，F(xiàn)代生活のリズムは速く、喩えるならスタンプはパッケージ済みの即席の言葉と言えるだろう。スタンプの中から1つ選べばすぐに自分の気持ちを表現(xiàn)することができ、しかも人の心理や行動形式のニーズに、ある程度マッチしているからだ。特に何と回答したらいいのかわからないときや意味をうまく伝えられないときにスタンプを使うと非常に便利だ。またスタンプは時に曖昧で、文字で伝えるよりもうまく気持ちを表現(xiàn)できることもある」との見方を示した。（編集YK）

「人民網(wǎng)日本語版」2016年9月23日