○EQトレーニング講座は、子供を「小さな大人」に育成？

社會には、「EQトレーニング講座は、子供が世の中で如才なく立ち回ることができる、まるで『小さな大人』を育成するものだと指摘する聲がある。同施設(shè)の責(zé)任者である沈園長は、この指摘に対し、「このような理解は、あまりにも狹い考えだと言わざるを得ない。EQトレーニング講座の一面を見ているだけで、総合的?全體的に俯瞰していない。言葉と顔色から人心を押し量る術(shù)や社會での交際能力だけに焦點(diǎn)を當(dāng)てているだけだ」と主張した。

また、沈園長は、「社會のEQ指數(shù)と教育界のEQ指數(shù)とは、別々の観念だ。如才なく世渡りすることが、決してEQトレーニングの目標(biāo)ではない。EQトレーニングの最終目標(biāo)は、『子供が、どの成長段階においても、自分自身が社會で心地よく生きていける狀態(tài)になれるようにすること』であり、子供が優(yōu)秀で自分の心に忠実である人間になるよう助けることだ。すべての事を丸く収められるからといって、自分が他人に迎合すれば、それはすなわち自分を犠牲にしていることになる」と続けた。

○視點(diǎn)：家庭での教育ができなければ高額の講座も無駄に

EQが我々の生活や仕事に極めて重要な効果をもたらすことは間違いない。だが、未成年者のEQを育てようと、大枚をはたいて子供にEQトレーニング講座を受講させることが、果たして最上の方法なのだろうか？

ある児童教育の専門家は、「高すぎる授業(yè)料は、ごく普通の家庭では到底受け入れられない。EQトレーニング講座は、とどのつまりは教室での授業(yè)に過ぎない。週1回の授業(yè)が子供に及ぼす影響は、せいぜい指導(dǎo)的な作用にとどまり、日常生活でEQを養(yǎng)うことに取って代わることはできない。結(jié)局、子供のEQを養(yǎng)う責(zé)任は家庭にある。両親こそが子供に取って最大の教師なのだ」との見方を示した。(編集KM)

「人民網(wǎng)日本語版」2016年10月18日