東南大學(xué)の王保平?常務(wù)副學(xué)長(zhǎng)から非常勤教授の任命書を受け取る?yún)g霽翔?院長(zhǎng)（右）

2016年初め、文化財(cái)を修復(fù)する職人たちの日常生活や取り組みを描いた中國(guó)中央テレビ局(CCTV)のドキュメンタリー番組「我在故宮修文物」が放送され、故宮（北京）の文化財(cái)や職人たちが大きな話題となった。故宮博物院の単霽翔院長(zhǎng)はこのほど、東南大學(xué)（南京）の非常勤教授として招かれ、同大學(xué)の教師や學(xué)生を前に、「故宮の世界 世界の故宮」と題する講演を行い、故宮の「內(nèi)情」について詳しく説明した。揚(yáng)子晩報(bào)が報(bào)じた。

故宮の所蔵品の數(shù)は？

単院長(zhǎng)によると、故宮博物院の所蔵品は180萬(wàn)7558點(diǎn)に上るという。世界の有名な博物館には、どこにでも目玉となる貴重な文化財(cái)があるものだが、故宮の場(chǎng)合、代表的な文化財(cái)を1つだけ選ぶというのは至難の業(yè)だ。単院長(zhǎng)は、「故宮の所蔵品は逆ピラミッドを形成しており、文化財(cái)の93.2％が國(guó)家貴重文化財(cái)で、6.4％が普通の文化財(cái)。保存資料はわずか0.4％で、どれもがとても貴重な文化財(cái)」と説明した。

故宮には9999.5部屋は本當(dāng)？

「故宮には、9999.5の部屋があると言われているが、それは本當(dāng)か？」との質(zhì)問(wèn)に、単院長(zhǎng)は、「詳しい統(tǒng)計(jì)により、故宮の古代建築物には計(jì)9371部屋あることが確認(rèn)されている。故宮の古い建築物の保護(hù)や修繕は巨大で、長(zhǎng)期に渡るプロジェクト?，F(xiàn)在、養(yǎng)心殿、乾隆花園、大高玄殿、城壁などの最も中心となる部分の修復(fù)工事に入っている」と説明した。

今後一般開放されるのはどこ？

大ヒットドラマ「宮廷の諍い女（原題：後宮?甄■伝、■は女へんに環(huán)のつくり）」の主人公である甄■が暮らしていた壽康宮は昨年、初めて公開され、好評(píng)を博した。単院長(zhǎng)によると、「一昨年、故宮で一般開放されている部分の面積は全體の52％で、昨年は65％に増加。今年はさらに増加して76％になった。さらに、2020までに80％、25年までに85％に拡大させる計(jì)畫」という。

今後4年で、歴代皇帝が居住していた養(yǎng)心殿、歴代皇太子が學(xué)問(wèn)に勵(lì)んだ毓慶宮、清朝の第6代皇帝?乾隆帝が自分の老後のために建造した寧壽宮、奉先殿などが段階的に一般開放される予定?！袱长欷蓼恰?lái)場(chǎng)者は南北に通る『中軸線』に沿って見學(xué)していたが、今後は、東西にも移動(dòng)でき、違った角度から故宮を見ることができるようになる」という。（編集KN）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2016年12月6日