商務(wù)部の王受文部長(國際貿(mào)易交渉副代表を兼任)は23日に開催された世界貿(mào)易機(jī)関(WTO)の改革問題に関するブリーフィングで、「多國間貿(mào)易體制が今、深刻な打撃を受けており、中國はWTOが必要な改革を進(jìn)めることを支持するが、3つの基本原則と5つの主張は堅(jiān)持する」と述べた。新華社が伝えた。
王部長は、「目下、多國間貿(mào)易體制が一國主義と保護(hù)貿(mào)易主義の挑戦を受けており、WTOは3つの生存の危機(jī)に直面している。その危機(jī)とはWTO紛爭解決制度の上級委員會の委員が空席になっているにも関わらず、個(gè)別メンバーの妨害により今でも埋めることができておらず、この狀況が進(jìn)行すれば制度が機(jī)能しなくなる脅威に直面していること。個(gè)別メンバーがWTOルールの安全保障例外を亂用して、関稅を引き上げていること。個(gè)別のメンバーが一國主義的措置を執(zhí)り、WTOの多國間ルールを無視していることだ」と指摘した。
王部長は、「中國はWTOが必要な改革を進(jìn)めることを支持し、WTOの権威と有効性を高めることを目指す。また改革の3つの基本原則と5つの主張を提起する」として、次のように述べた。
「3つの基本原則とは、WTOの改革は多國間貿(mào)易體制の非差別的、開放的という2つのコアバリューを維持しなけらばならないこと。発展途上國の発展で得られる利益を保障し、発展途上國が経済グローバル化に融合する上で抱える困難を解決しなければならないこと。全會一致により決定するメカニズムを遵守しなければならず、ルールは國際社會が協(xié)同で制定したものでなければならず、少數(shù)のメンバーの言いなりになったりしてはならないことだ」。
王部長は中國の5つの主張について説明し、「WTOの改革では多國間貿(mào)易體制が主流であるとの立場を守り、WTOの生存を脅かす重要な問題を優(yōu)先的に処理し、貿(mào)易ルールの公平性の問題を解決して時(shí)代の要求に応え、発展途上國メンバーへの特別のかつ異なる待遇を保障し、メンバーそれぞれの発展モデルを尊重しなければならない」と強(qiáng)調(diào)した。
王部長によると、「中國は個(gè)別メンバーが新たな概念や新たな表現(xiàn)で多國間貿(mào)易體制の権威を混亂させたり、否定したりすることに反対する。現(xiàn)在、個(gè)別メンバーが上級委員會委員の選任プロセスの発動を阻んでおり、國家の安全保障例外を亂用して課稅措置を執(zhí)り、また國內(nèi)法を理由に一國主義的措置を執(zhí)り、多國間貿(mào)易體制のルールの基盤を揺るがしている。改革ではこうした問題を早急に解決して、WTOの各機(jī)能と正常な運(yùn)営を確保しなければならない」という。
王部長は、「改革では先進(jìn)國メンバーの過剰な農(nóng)業(yè)への補(bǔ)助金が國際農(nóng)産品貿(mào)易に與える長期的で深刻な歪みを解決し、貿(mào)易救済措置の亂用を、とりわけアンチダンピング調(diào)査での『代替國措置』が正常な國際貿(mào)易秩序に対する深刻な妨害を是正しなくてはならない。改革ではWTOルールが時(shí)代と共に歩むことを推進(jìn)し、21世紀(jì)の経済の現(xiàn)実を反映する議題をカバーするようにしなければならない」と述べた。
また王部長は、「中國はWTOの中で中國自身の発展水準(zhǔn)と能力にふさわしい義務(wù)を引き受けたいと願い、他のメンバーが中國の享受すべき発展途上國メンバーとしての特別のかつ異なる待遇を奪い取ることを認(rèn)めない。中國も一部のメンバーが発展モデルの多様性を否定し、異なる発展モデルに差別的態(tài)度を取ることに反対し、発展モデルの問題をWTO改革に持ち込むことに賛成せず、事実の裏付けがない非難をWTO改革の議題に取り上げることに同意しない」と述べた。(編集KS)
「人民網(wǎng)日本語版」2018年11月24日
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