陳さんは香港と大灣區(qū)の內(nèi)陸部都市の間に出現(xiàn)した「1時(shí)間生活圏」に関して、「時(shí)々仕事で內(nèi)陸部に行くが、ここ數(shù)年の內(nèi)陸部の発展ペースは速く、電子化のレベルも非常に高く、外に出てタクシーを呼ぶのも、買い物をするのも、食事をするのも、何もかも電子決済になった」としみじみ感じたという。

こうした背景の中、中銀香港支店は大灣區(qū)で「口座を簡(jiǎn)単に開設(shè)するサービス」を打ち出した。香港の顧客が內(nèi)陸部で主流のスマートフォン電子決済応用アプリと口座をひも付けをすると、內(nèi)陸部での消費(fèi)やタクシー利用がスムーズに行えるようになり、大灣區(qū)で決済、ネットショッピング、振替を便利にスピーディに行ないたいという香港顧客の多様化するニーズに著実に応えている。

統(tǒng)計(jì)によれば、21年末現(xiàn)在、中銀香港支店で內(nèi)陸部の口座を開設(shè)した香港の顧客は前年比約41％増加して、17萬(wàn)人に迫った。大灣區(qū)の企業(yè)の資金調(diào)達(dá)は同9.8％増加し、科學(xué)技術(shù)イノベーション企業(yè)の資金調(diào)達(dá)は年率換算で8.3％増加した?，F(xiàn)在、電子ウォレット「BoC Pay」の利用者は100萬(wàn)人を超える。

陳さんは、「こうした大幅に増加する數(shù)字から大灣區(qū)の市場(chǎng)に可能性があることがよくわかり、香港市民が大灣區(qū)を評(píng)価していることがうかがえる」としっかりした口調(diào)で言った。

KPMGの中國(guó)香港資本市場(chǎng)発展主管パートナーの李令徳さんは、「私が接觸した業(yè)界はみな大灣區(qū)の発展による影響を感じている。自分の場(chǎng)合、KPMGは中國(guó)の29都市に32の機(jī)関を設(shè)立し、そのうち広州、深セン、仏山、東莞、香港、マカオの大灣區(qū)內(nèi)6都市にはオフィスが7ヶ所あり、うち2ヶ所はここ1年余りの間に設(shè)立されたものだ」と述べた。

李さんの説明によると、KPMGが4月に発表した雇用情勢(shì)調(diào)査研究報(bào)告書では、香港の回答者で「大灣區(qū)の他の都市に引っ越したい」人が年々増加し、19年は52％だったのが、22年は72％に達(dá)したという。

2020年8月26日に撮影された蓮塘/香園囲通関地。（撮影?李鋼。ドローンで撮影）

香港の人々が大灣區(qū)の都市に移りたい主な理由は、「事業(yè)?業(yè)界発展の見通しが明るい」（63％）、「交通が便利」（62％）だ。また「賃金が高い」は54％で、「仕事のビジョンがより広がる」の50％を抑えて3番目の理由になった。

香港と大灣區(qū)の內(nèi)陸部都市が「1時(shí)間生活圏」を形成した背後には、ここ數(shù)年の數(shù)多くの重大越境インフラの建設(shè)と利用がある。同大橋、同高速鉄道、3本の高速道路が省間ルートとなり、香港に直接行けるようになった。

通関のスピードが速くなり、効率もさらに向上した。深センの蓮塘／香園囲通関地が正式にオープンし、皇崗?fù)ㄩv地の再建プロジェクトなども加速的に進(jìn)められている。深セン灣通関地の貨物検査ルートは24時(shí)間通関を?qū)g現(xiàn)し、香港と內(nèi)陸部は「シームレスな接続」へ向かっている。（編集KS）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2022年6月24日