江浙地域も同じように低迷している。上半期の報告をみると、山東省、江蘇省、浙江省、福建省といった沿海の主要省は、浙江省が第1四半期から順位を1つ上げたほかは、現(xiàn)狀維持にとどまった。増加率では、福建省が0.3ポイント上昇したほかは、3省ともに0.1ポイントという小幅の上昇にとどまった。中國で最も発達した地域の一つでありながら、第2四半期(4-6月)に経済が目立って改善しなかったことの背景には、一連の企業(yè)の不良債権問題がある。
これまで不景気の時には中小企業(yè)が真っ先に倒産することが多かったが、今年に入ってからはこれまでと異なり、江蘇省南部の地域では、中小企業(yè)だけでなく、多くの大企業(yè)やリーディングカンパニーといわれる企業(yè)も同じように倒産した。また浙江省では、企業(yè)の互助組織が招いた資金チェーンの分斷事件がしばしば発生した。
中西部はGDP増加率が引き続き全國トップで、上半期のランキングでは上位10位のうち8位を占めたが、ランキングが低下した省區(qū)市の半數(shù)も占め、このうち中部の省區(qū)市は3カ所だった。社會科學院経済研究所の張平副所長は、「中西部の現(xiàn)在の発展モデルには大きな問題が潛んでいる」と話す。
張副所長は、「中國は投資が駆動し資産が推進するという段階が終わり、東部地域の生産コストや生活コストが増大しただけでなく、中西部地域の生産コストと生活コストも増大した。これに人件費の上昇が加わり、伝統(tǒng)的工業(yè)や伝統(tǒng)的サービス業(yè)の発展における中西部の強みが大幅に力を失っている。青海省や西蔵(チベット)自治區(qū)のような特に遠方にあるところを除き、その他の地域では若年人口は沿海地域に移ってしまい、人口高齢化が東部地域よりも深刻だ。全國統(tǒng)一の大市場では、人件費は上昇し、市場自體の資金力もはかばかしくなく、(GDPの増加ペースは)いつ落ちてもおかしくない。特に中部でこうした傾向が強い」と話す。(編集KS)
「人民網(wǎng)日本語版」2014年7月30日
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