だが、安倍首相は侵略を否認(rèn)し、おわびすることを拒絶し、今では平和憲法を突破しようとしている。このような政権が日本をどこへ導(dǎo)こうとしているのか、日本と世界の民衆(zhòng)は深く疑わざるを得ない。日本の右傾勢力と歴史修正主義が臺頭する現(xiàn)在、日本國民は日本の平和を保障する最後の防壁が戦爭の放棄、戦力の不保持、交戦権の否認(rèn)という平和憲法第9條の規(guī)定であることを熟知している。
安倍政権は米國に最大限こびへつらい、國會での安保法案審議前にその期限內(nèi)の成立を米國に約束した。日本の國民および品性や國家の尊厳をいまだ大切にしている政治家は、これを國會と法律に対する侮辱と捉えている。安倍首相は力の限り集団的自衛(wèi)権を追求しているが、イラクを侵犯しておきながら謝罪しない米國に追隨している。これでどうして平和的発展の道を真に歩めるのか?
自民黨內(nèi)部でも、高官や高官経験者が安倍首相による安保法案の推進に深い懸念を抱いている。安保法案を通じた交戦権の追求および日米の軍事協(xié)力強化がもたらす結(jié)末を、日本の國民と各界はよく分っている。米國からすると、日本を「アジア太平洋リバランス」戦略の有能な助手にし、地域における覇権的地位を補強することができる。日本からすると、中國を仮想敵として、米國から安全保障面のコミットメントを一層引き出し、かつて侵略?拡張によって獲得した権益を維持することができる。いずれにせよ、ひとたび交戦権を獲得すれば日本は米軍と行動を共にさせられるか、米國を頼りにアジア太平洋で様々な災(zāi)いを引き起こすかだ。
安倍政権は獨斷専行し、権力を笠に著て手段を弄し、大衆(zhòng)を欺き、日本を危険な方向へと押しやっている。これに反対し、平和な未來を守るだけの理由が日本國民には完全にある。全世界の良識ある全ての人々にも、平和を守る日本國民の正義の闘爭を支持するだけの理由がある。(編集NA)
「人民網(wǎng)日本語版」2015年6月16日
![]() |
このウェブサイトの著作権は人民日報社にあります。
掲載された記事、寫真の無斷転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257、080-5077-8156 北京 (010) 6536-8386