日本人が常溫保存の牛乳を飲まないワケは？

人民網(wǎng)日本語(yǔ)版　2016年06月03日15:28

「中國(guó)に來(lái)るまで、ぬるい牛乳を飲んだことがない」と、交換留學(xué)で中國(guó)に1年留學(xué)した日本の女子大生?倉(cāng)理歩さんは取材に対して語(yǔ)る。帰國(guó)して就職し、數(shù)年経った今も、倉(cāng)さんは中國(guó)のスーパーに並ぶ、たくさんの種類(lèi)の牛乳を覚えている。第一財(cái)経が伝えた。

食品の安全管理體制が整い、食品の種類(lèi)の多さで知られる日本であるにもかかわらず、なぜ中國(guó)に來(lái)た日本人は、乳製品の種類(lèi)は中國(guó)のほうが多いと感じるのだろうと不思議に思うかもしれない?！概Ｈ榇髧?guó)」で知られる日本のスーパーやコンビニを取材してみると、乳製品の種類(lèi)は中國(guó)のスーパーなどに遠(yuǎn)く及ばなかった。中國(guó)のスーパーでは、幾つもの冷蔵コーナーに牛乳やヨーグルトが陳列されているほか、常溫の棚にも常溫保存可能な牛乳や輸入の牛乳などが所せましと並んでいる。

東京都內(nèi)のスーパーの冷蔵コーナーに並ぶ乳製品

日本はなぜ常溫保存の牛乳が少ないのか

日本では食品や栄養(yǎng)に対する十分の知識(shí)を日本人が身につけるための栄養(yǎng)教諭制度が2005年から実施されている。低溫殺菌牛乳の提供も同制度に盛り込まれている。

この制度の実施もあり、倉(cāng)さんは子供のころから乳製品に接し、それらは全て低溫で保存された製品。知らず知らずのうちに、乳製品に対する認(rèn)識(shí)、選択する際の基準(zhǔn)が形成された。実際には、日本人は、多くの中國(guó)人と同じで、低溫保存の牛乳と常溫保存の牛乳にどれほどの差があるかは知らない。

日本の市場(chǎng)を取材する過(guò)程で、牛乳やヨーグルトなどの乳製品は通常、冷蔵保存され、常溫の棚には陳列されてはいないことが分かった。乳飲料であっても、冷蔵保存されている。この種の商品は、10度以下の環(huán)境で保存するよう表示されており、賞味期限も通常1カ月以?xún)?nèi)と、厳しい決まりがある。