2016年7月12日、フィリピンによる南中國海仲裁裁判の仲裁裁判所は基本的事実を顧みず、國際法と國際関係の基本準(zhǔn)則をほしいままに踏みにじり、中國の領(lǐng)土主権と海洋権益を深刻に損なういわゆる「裁定」を示した。中國政府と中國國民はこれに斷固として反対し、これを斷じて受け入れず、認(rèn)めない。人民日報が伝えた。
中國人は世々代々南中國海で生産、生活し、とっくに南中國海諸島の主となっていた。歴代中國政権は行政設(shè)置、軍事巡航、生産経営、海難救助などの方法で、南中國海諸島を持続的に管轄してきた。中國はとっくに南中國海諸島及びその周辺海域に対して、爭う余地のない主権を確定していた。ここ100年來、南中國海情勢は激変し、南中國海諸島は短期間侵略者に害されもしたが、自らの領(lǐng)土主権と海洋権益を守る中國の決意がこれまで揺らいだことはない。このために勇敢な中華民族は先人の屍を乗り越えて後に続き、多大な犠牲を払った。中國は古來「強(qiáng)者は弱者を虐げず、金持ちは貧しい者を侮辱しない」を提唱してきた。われわれの領(lǐng)土でない土地は少しもいらない。だが、われわれの領(lǐng)土は寸土も譲らない。中國は必要なあらゆる措置を講じて、侵害されぬよう領(lǐng)土主権と海洋権益を守る。中國の領(lǐng)土主権と海洋権益を侵害するあらゆる企ては妄想に過ぎない。
中華民族は平和を熱愛する民族であり、體には平和の血が流れている。南中國海最大の沿岸國として、中國は南中國海地域の平和?安定維持の大局に立ち、南中國海問題発生後の數(shù)10年間、終始極めて強(qiáng)い自制を保ってきた。自ら爭いを引き起こしたこともなければ、爭いを複雑化、拡大化させるいかなる行動も取っていない。中國側(cè)は一貫して南中國海の平和?安定維持を堅持し、交渉と協(xié)議による爭いの平和的解決を堅持し、規(guī)則とメカニズムを通じた溝の管理?コントロールを堅持し、南中國海の航行と上空飛行の自由の維持を堅持し、協(xié)力を通じた互恵?ウィンウィンの実現(xiàn)を堅持してきた。各國の共同努力の下、南中國海地域は冷戦の暗雲(yún)から抜け出し、平和と安定を長期間保ち、繁栄と発展の道を歩み、航行と上空飛行の自由は十分に保障されてきた。
だが外部勢力に直接操られ、煽動される中、フィリピンのアキノ政権と仲裁裁判所は基本的事実を顧みず、基本的法理に背離し、獨斷専行し、ルールと法の支配の旗印を掲げ、公的機(jī)関の名を利用して私利を図ろうとし、國連海洋法條約の曲解的適用によって南中國海における中國の領(lǐng)土主権と海洋権益を否定する目的を達(dá)成しようと企てた。この完全な政治的挑発を、中國が受け入れることは當(dāng)然ない。これは中國の領(lǐng)土主権と海洋権益を守るために必要な行為であり、國際法の尊厳と地位を維持し、國際法を?qū)g行する正義の行為でもある。國際社會の多くの國や組織及び少なからぬ識者は、中國の立場への支持を表明している。國際法學(xué)界の専門家も強(qiáng)制的仲裁手続きが亂用されることへの懸念を次々に表明し、フィリピンの南中國海仲裁裁判について、國連海洋法條約の紛爭解決制度の信望を傷つけ、國連海洋法條約の構(gòu)築した國際海洋秩序を破壊し、現(xiàn)行の國際秩序にとって脅威であるとの考えを示した。アキノ政権は自らの私欲を満たすために國際法治を破壊し、中國の権益を侵害し、仲裁裁判所は法をねじ曲げて裁判を行ない、外部勢力の「操り人形」になった。これは結(jié)局は無駄な努力に終る茶番であり、歴史と時代に唾棄されるだろう。
過去も現(xiàn)在も未來も、中國の譲れぬ一線への挑戦を企てる全ての行為は、天に唾することにしかならない。領(lǐng)土主権と海洋権益を守る中國國民の決意は斷固として揺るがない。(編集NA)
「人民網(wǎng)日本語版」2016年7月13日
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