米國(guó)の科學(xué)者は最近、米國(guó)西海岸の海水から、2011年の福島第1原発事故の時(shí)に放出されたとされる放射性物質(zhì)セシウム134が初めて検出したと発表した。新華社が報(bào)じた。

米メディア「アメリカン?ステーツマン」の報(bào)道によると、ウッズホール海洋研究所の科學(xué)者ケン·ベッセラー博士が率いる研究チームは、米オレゴン州のティラムック灣やゴールドビーチで採(cǎi)取した海水からセシウム134を検出したという。米國(guó)西海岸の海水から福島第１原発事故の時(shí)に放出した放射性物質(zhì)が検出されたのはこれが初めて。

福島第１原発事故では、放射性物質(zhì)が十?dāng)?shù)種類(lèi)放出され、海には主にヨウ素131、セシウム137、セシウム134の3種類(lèi)が放出された。うち、ヨウ素131の半減期は最も短く、現(xiàn)在、海中や地中などから検出されることはない。また、セシウム137の半減期は約30年と長(zhǎng)いため、現(xiàn)在海水から検出される場(chǎng)合、1950-60年代に排出されたものである可能性もある。それに対して、セシウム134の半減期はセシウム137よりもかなり短い。つまり、現(xiàn)在海水から検出されるセシウム134は、福島第1原発事故で排出されたものである可能性が高い。ゆえに、セシウム134も福島第1原発事故の「指紋」と呼ばれている。（編集KN）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2016年12月13日