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2017年11月17日  
 

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「僕がここに住む理由」で監(jiān)督務める竹內亮さん「日中友好の前提となるのは相互理解」 (3)

「中日文化の枠を越えて活躍する人々」インタビュー 第五回

人民網日本語版 2017年11月17日13:39

「日中友好の前提となるのは相互理解」 日本人に中國を紹介したい

撮影のため竹內さんは毎月、少なくとも1回は日本へ帰り、中國と日本を行き來している。この2年ほどの撮影の中で、竹內さんは中國の若者の日本に対する理解の程度や理解しようとする熱心な態(tài)度が彼の想像を超えていたことが最も印象的だったとし、こうした若者たちは日本のアイドルやポップミュージック、ドラマなどを、時には自分より詳しく知っているほどなのだという。一方、日本の若者は中國の若者と全く逆で、中國のことをほとんど知らず、関心もない。そんな現(xiàn)狀に、竹內さんは日本に中國を紹介したいと思うようになったという。

そして「日本のテレビ局にも中國を紹介する番組があるが、偏った情報が多い。僕は自分で感じた中國のおもしろいもの、文化を日本人に紹介したい」とその思いを語る。

竹內さんは、「友好は相互理解が前提であるはず。會ってすぐに『友達になろう』というのは、小さな子供のやり方。もっと成熟した関係を築くためには、まず客観的に相手のことを理解しなければならない。僕がやっているのは日本の情報を客観的に中國に伝えること。日本人も中國に関するもっと多くの客観的な情報がほしいと思っている」とした。

ただ、経費や人手といった制約もあり、「日本語版」の製作はまだ構想段階でしかない。しかし竹內さんは、「形式についてはじっくり研究しなければならない。単純に『僕がここに住む理由』をそっくりそのままコピーすることはできない。日本人に中國を紹介するためには、日本人が受け入れやすい形式を選択しなければならない」と全く焦る様子もなく語った。

「視聴者が見飽きるまで製作し続ける」

10月20日、「僕がここに住む理由」の公式微信アカウントの目立つところに広告バナーが掲載された。しかし、下のフォロワーらからのコメント欄に批判的な書き込みはなく、「おめでとう」、「ついに広告掲載。がんばって!」、「たくさん広告が掲載されることを願っている」など、勵ましのコメントが寄せられた。竹內さんは、「ネットユーザーがこれほど理解あるのは、僕が微博でよくお金がないと嘆いているから。そのため、よく『監(jiān)督らしくない』と突っ込まれる。フォロワーらも自然と製作チームにお金がないという現(xiàn)実を受け入れてくれている」と説明する。また、趙プロデューサーも、「當作品はとてもおもしろいが、利益を上げるのは難しい。內容とクオリティを守るために、監(jiān)督はスポンサーの意見に左右されることは望んでいない。だから、プロダクトプレイスメントを採用するのは難しい。配信するプラットフォームの再生回數(shù)に基づく利益だけでは、製作に必要な費用や人件費を賄うのは難しい。そのため、製作グループはその他の旅行やグルメ関連の番組を製作することを検討している。これにより、広告やスポンサーを見つけやすくなることを願っている」と話した。

番組の知名度を上げ、もっと多くのスポンサーを見つけ、「僕がここに住む理由」が熾烈な中國のインターネット競爭を勝ち殘れるようにするため、どちらかというと「インドア派」の竹內さんも仕方なく外へ出て、講演やライブ配信、ソーシャルメディアやファンイベントに參加するなど、監(jiān)督であると同時に、「経営」にもかかわるようになっている。それでも、竹內さんは、製作をやめることなど考えたことはなく、「視聴者が見飽きるまで製作し続ける」と話す。

「僕がここに住む理由」は來年初めには、放送100回目を迎える。その回では竹內さんが「監(jiān)督」から「主人公」となり、ネットユーザーに向けて自らの中國での體験を語り、「亮おじさん」のさらにリアルな姿を伝えるという。(編集KN)

「人民網日本語版」2017年11月17日 


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