米経済紙「フォーブス」のサイトが伝えたところによると、米國にとって2番目の自動(dòng)車輸出市場(chǎng)は世界最大の自動(dòng)車市場(chǎng)である中國だ。中國がこのほど、7月1日より自動(dòng)車の輸入関稅を15％に引き下げると発表したことは、米國にとって好材料であることは間違いないという。參考消息網(wǎng)が伝えた。

報(bào)道によると、中國の今回の改革は世界を?qū)澫螭摔筏皮?、この改革によって米國だけでなく、ドイツ、日本、その他の國も恩恵を受けることを意味する。今年第1四半期、米國の自動(dòng)車輸出に占める中國の割合は15％に達(dá)し、輸出額は20億ドル（約2191億円）を突破し、カナダに次ぐ輸出先になった。

米國から中國に輸出される自動(dòng)車のうち、52％と多くがサウスカロライナ州のチャールストン港またはジョージア州のブランズウィック港の両港から運(yùn)送される。両港を合わせて米國の輸出全體の約26％を占める。

このことから、中國人がより高級(jí)車を好むということがわかる。たとえばBMWはサウスカロライナ州で、メルセデス?ベンツはアラバマ州で製造を行い、ブランズウィックまで直通の輸送路が走る。

報(bào)道によると、中國への輸出を行う米國各州のトップはカリフォルニア州で、サウスカロライナは2位、アラバマは3位だという。

中國の今回の改革により、南部のハイエンド化が進(jìn)んだメーカーとその所在地の州だけでなく、チャールストン港とブランズウィック港も恩恵を受けることになる。

データをみると、中國向け輸出は両港にとって非常に重要なものだ。チャールストン港の総輸出額のうち自動(dòng)車が4分の1を占め、さらにそのうちの25％が中國に輸出される。ブランズウィック港は輸出額の88％が自動(dòng)車で、うち36％が中國向けだという。

英國紙「フィナンシャル?タイムズ」は、「中國に販売される自動(dòng)車の輸入関稅引き下げで最大の利益を受けるのはドイツメーカーかもしれない」との見方を示した。

自動(dòng)車市場(chǎng)調(diào)査會(huì)社?ジャトービジネスコンサルティング（上海）有限公司がまとめたデータによると、2017年には中國の輸入自動(dòng)車の3分の1をドイツ車が占め、ドイツは米國を抜いた。米國車は22％、日本車は20％、英國車は9％をそれぞれ占めた。

米調(diào)査會(huì)社バーンスタイン?リサーチの香港駐在のアナリストは、「ドイツの高級(jí)車メーカーなどがこのたび発表された決定により勝ち組になることは確実だ」との見方を示す。（編集KS）

「人民網(wǎng)日本語版」2018年5月24日