國際通貨基金（IMF）は26日、米ワシントンで対中4條協(xié)議報告書となる中國経済2018年度報告を発表した。報告は、「中國経済は引き続き堅調(diào)」との見方を示している。中國のカギとなる分野の複數(shù)の改革が進んでいる。中央テレビ網(wǎng)が報じた。

報告は中國の2018年の國內(nèi)総生産（GDP）成長率予想を6.6％とし、全體的なインフレ率は依然として約2％で、今後は2.5％まで上昇すると予想している。中國経済と成長の見込みは引き続き堅調(diào)で、中國が経済改革を加速するための窓口を提供している。IMFは、中國の経済の急速成長から質(zhì)の高い成長へと舵を切る政策を高く評価し、中國の改革、特に、金融リスクを低下させるための対策や開放度の継続的な拡大が最近成果を上げていることを稱賛している。

IMFのアジア?太平洋課のアシスタントディレクター?ジェームズ?ダニエル氏は、「中國経済は堅調(diào)で、昨年のGDP成長率は約7％だった。今年の第二四半期（4-6月）のGDP成果率も6.7％で、それらのデータは経済発展が非常に堅調(diào)であることを示している。今後、経済成長率は少しずつ縮小すると予想されるものの、それは適切なモデル転換のプロセスの一環(huán)で、中國の改革?対策は、金融リスクを効果的にコントロールしていると思う。これは非常に評価できること」との見方を示す。

その他、IMFは、「過去一年、中國は過剰生産能力の解消の分野で進展があり、環(huán)境汚染改善の取り組みを強化し、開放も加速している形跡がある。また、人民元の主要通貨に対するレートも17年は基本的に安定しており、人民元の価値は基本的側(cè)面にほぼ見合っている」としている。

中國の自由貿(mào)易や多國間主義を維持する固い決意に対しても、IMFは歓迎している。

ジェームズ ?ダニエル氏は、「IMFは開放的で多國間主義の貿(mào)易プラットフォームを支持し、それに対する有益な約束ならいかなるものでも支持する」との見方を示す。

IMFは、「現(xiàn)段階で貿(mào)易摩擦は、 國際貿(mào)易體系や世界経済をサポートし強化できる手法で解決しなければならず、一國主義的行動を取ってはならない」と指摘している。

IMF4條協(xié)議は通常年一回、エコノミストチームを派遣して各加盟國のマクロ経済政策、経済発展の動向を調(diào)査し、対象國と協(xié)議したうえで、その調(diào)査結(jié)果がIMFの全加盟國を代表するIMF理事會で議論される。（編集KN）

「人民網(wǎng)日本語版」2018年7月31日