米財(cái)務(wù)省は17日に半期の為替報(bào)告書(shū)を発表し、中國(guó)が為替操作を行って不公平な貿(mào)易で優(yōu)位性を獲得してはいないとの見(jiàn)方を示した。トランプ大統(tǒng)領(lǐng)の就任以來(lái)、同省がこうした見(jiàn)方を打ち出したのはこれが4回目だ。新華社が伝えた。

同省はこの日、主要貿(mào)易パートナーに焦點(diǎn)を當(dāng)てた「國(guó)際経済?為替政策報(bào)告」を発表し、米國(guó)の主要貿(mào)易パートナーは為替操作を行っていないとしたが、中國(guó)、日本、ドイツ、韓國(guó)、スイス、インドの6ヶ國(guó)を?yàn)樘嬲弑O(jiān)視対象國(guó)に指定した。

同省によると、米國(guó)は中國(guó)が競(jìng)爭(zhēng)的な人民元の切り下げを行わないと約束したことを非常に重視しており、引き続き人民元相場(chǎng)を注意深く見(jiàn)守り、中國(guó)人民銀行（中央銀行）とのコミュニケーションを保つという。米國(guó)は、中國(guó)がより市場(chǎng)化された経済計(jì)畫(huà)を推進(jìn)することが、人民元に対する投資家の信頼増強(qiáng)に役立つとの見(jiàn)方を示している。

人民銀の易鋼総裁は先週、國(guó)際通貨基金（IMF）の國(guó)際通貨金融委員會(huì)に提出した書(shū)面によるコメントで、「中國(guó)は引き続き人民元レート形成メカニズムにおいて市場(chǎng)に決定的な役割を発揮させる。中國(guó)は競(jìng)爭(zhēng)的な人民元切り下げを行わず、為替を利用して貿(mào)易摩擦解決の道具にすることもない」と述べた。

IMFアジア太平洋局のマルカス?ロドラウアー副局長(zhǎng)は先週、メディアの取材に答える中で、「IMFの分析の枠組を踏まえると、當(dāng)面の人民元レートと中國(guó)経済の基本的側(cè)面はほぼ一致する」と述べた。

同省は2016年4月から為替政策監(jiān)視対象國(guó)のリスト作成を開(kāi)始し、3つの認(rèn)定基準(zhǔn)を打ち出した。當(dāng)該エコノミーの対米貿(mào)易黒字が200億ドル（約2兆2480億円）以上であること、當(dāng)該エコノミーの経常収支の黒字の國(guó)內(nèi)総生産（GDP）に対する割合が3％以上であること、當(dāng)該エコノミーが為替市場(chǎng)に継続的かつ一方的な介入を行っていることだ。

1つのエコノミーがこの3つの基準(zhǔn)をすべて満たせば、米國(guó)は當(dāng)該エコノミーと協(xié)議し、対抗措置を打ち出す可能性がある。2つを満たす場(chǎng)合は、當(dāng)該エコノミーは対象國(guó)に指定されてリスト入りし、注意深く監(jiān)視されることになる。

だが、トランプ大統(tǒng)領(lǐng)就任後は、1つのエコノミーに対する貿(mào)易赤字が米國(guó)の貿(mào)易赤字全體に占める割合が高ければ、當(dāng)該エコノミーが基準(zhǔn)の1つを満たしただけでもリストに入れるようになった。

中國(guó)外交部（外務(wù)?。─侮懣秷?bào)道官は18日の定例記者會(huì)見(jiàn)で、「中國(guó)は米國(guó)の為替政策に関する報(bào)告が中國(guó)を『為替操作國(guó)』に認(rèn)定しなかったとの報(bào)道に注目している。この結(jié)論は基本的な常識(shí)と國(guó)際社會(huì)の共通認(rèn)識(shí)に合致しており、米國(guó)が為替を政治問(wèn)題化させないことを願(yuàn)う」と述べた。

また陸報(bào)道官は、「関係報(bào)道に注目している。この報(bào)告の中國(guó)が為替操作を行っていないとの結(jié)論は基本的常識(shí)と國(guó)際社會(huì)の共通認(rèn)識(shí)に合致している。中國(guó)は責(zé)任ある大國(guó)として、競(jìng)爭(zhēng)的な人民元切り下げは行わないと繰り返し述べており、人民元レートを道具として貿(mào)易紛爭(zhēng)などの外部からの混亂に対処することはない」と述べた。（編集KS）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2018年10月19日