業(yè)界関係者が発表した情報(bào)によると、中國(guó)免稅品（集団）有限責(zé)任公司が海南島三亜市海棠灣で建設(shè)中の國(guó)際ショッピングセンターが、9月1日に仮営業(yè)を開(kāi)始することになった。同店は投資総額が50億元（約818億円）以上、営業(yè)面積が約7萬(wàn)平方メートル（うち免稅エリアは4萬(wàn)5000平方メートル）に達(dá)する、世界最大の免稅店だ。同店は、國(guó)內(nèi)外の観光客を集めることが予想される。

免稅品は、海南島が多くの観光客を集めるための重要な手段となっている。中國(guó)人の離島免稅政策は、2011年より正式に開(kāi)始された?，F(xiàn)在の離島免稅額の上限は8000元まで引き上げられ、購(gòu)入できる商品の種類(lèi)も豊富化した。世界トップクラスの高級(jí)品ブランドが15?35％引きで購(gòu)入でき、中國(guó)人観光客は海外を訪れずにショッピングを楽しむことができる。データによると、2013年の離島免稅の利用者數(shù)は延べ110萬(wàn)人で、平均消費(fèi)額は3110元（約5萬(wàn)1千円）と上限の半分にも達(dá)しなかった。中國(guó)免稅品（集団）の関係者は、「海南島の離島免稅の魅力をさらに高める必要があり、今後さらなる改善の余地が殘されている」と指摘した。 

免稅政策の他に、海南省は昨年10月末より客船による海外旅行のビザ手続きの便宜を図っており、客船によるベトナム旅行が便利になった。他にもゴルフツアー、キャンピングカーツアー、熱帯雨林探検などの新商品は、中國(guó)人観光客を集める海南島の特色になっている。海南島は2013年に延べ3672萬(wàn)人の観光客を受け入れたが、そのうち域外からの観光客は延べ76萬(wàn)6000人のみだった。

世界旅行ツーリズム協(xié)議會(huì)（WTTC）のデビッド?スコーシルCEOは、「國(guó)際的な観光島にするためには、モルジブ、バリ島、済州島などの類(lèi)似する旅行先に照準(zhǔn)を合わせたトップダウン設(shè)計(jì)により、世界基準(zhǔn)の開(kāi)放度を?qū)g現(xiàn)しなければならない」と分析した。海南省旅行発展委員會(huì)副委員長(zhǎng)の陳鉄軍氏は、「2010年より26カ國(guó)のツアー客のビザ免除政策を?qū)g施しているが、これは旅行會(huì)社のスケジュールに従い、域外から直接海南島に入る必要があり、制限がある。バリ島、プーケット島、マレーシアなど東南アジアの類(lèi)似する旅行先は、外國(guó)人観光客向けにアライバルビザを発給するか、ビザを免除している」と指摘した。海南省旅行発展委員會(huì)委員長(zhǎng)の陸志遠(yuǎn)氏は、「海南島の観光インフラ、特に離島免稅店周辺の外食、文化?娯楽、レジャーなどの施設(shè)が整っておらず、文化ツアー、民俗ツアーなどの商品の開(kāi)発が不足しており、國(guó)際化の進(jìn)展を制約する重要な要素となっている」と語(yǔ)った。

海南島の國(guó)際化はまだ進(jìn)められていない。海南國(guó)際観光島の建設(shè)は2010年に始まり、すでに4年半が経過(guò)している。この間に浙江省舟山市、広西チワン族自治區(qū)ウェイ洲島、河北省唐家灣などが國(guó)際観光島の建設(shè)の構(gòu)想を出した。海南島の先例は、各地の參考になるはずだ。（編集YF）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2014年7月23日