米國の人気コメディアンで俳優(yōu)のロビン?ウィリアムズさんが11日、自宅で首を吊って自殺した。代理人によると、ウィリアムズさんは最近、深刻なうつ病と闘っていたという。微信（WeChat）モーメンツではこの2日間、「女性キャスターのうつ病日記」が広く転載されている。筆者である女性キャスターによると、睡眠、人との付き合い、仕事、笑うことなどは可能だが、食欲不振、吐き気、癇癪などの癥狀が続いているという。彼女は2軒の病院で、3人の醫(yī)師の診察を受けた。醫(yī)師らは全員、彼女を「重度のうつ病」と診斷した。中國心理協(xié)會(huì)が18日に発表した「中國職場うつ病調(diào)査データ」によると、職場でうつ病を患っている人の割合は、2.2％から4.8％に達(dá)した。つまり、50人の職場に、1人もしくは2人のうつ病患者がいる計(jì)算になる。うつ病は仕事の効率を引き下げる最も大きな原因であるが、調(diào)査対象者は、うつ病が仕事に及ぼす影響は、脳血管疾患や心疾患ほどにはないと認(rèn)識(shí)していた。これは、職場で働く人々のうつ病に対する警戒心が明らかに不足している現(xiàn)狀を物語っている。北京晩報(bào)が伝えた。

■「物事を決められなくなる」はうつ癥狀のひとつ

中國心理衛(wèi)生協(xié)會(huì)の副理事長を務(wù)める北京安定病院の王剛副院長は、次の通りコメントした。

うつ病に対する人々の一般的な認(rèn)識(shí)は、情緒面に関することだけに留まっている。うつ病が患者本人に及ぼす影響の主なものは、以下の3種類に分けられる。

1 感情面での典型的「癥狀」は、「悲しみ」「焦燥感」「無関心」「自殺願(yuàn)望」「絶望」「自責(zé)の念」など。

2 認(rèn)知面では、「注意力の欠落」「短期的または長期的な記憶障害」「物事を決められない」「計(jì)畫力、組織力の低下」「元?dú)荬胜胜搿埂秆匀~がなかなか出てこない」「思考の停止」「判斷力の低下」などが現(xiàn)れる。

3 身體的には、「疲労感」「食欲の変化」「不眠」「頭痛」「胃腸障害」「胸痛」などの癥狀が見られる。

うつ病を発癥すると、患者の半分以上は、注意力や集中力が急激に低下し、37％に「もの忘れ」の癥狀が現(xiàn)れ、36％が「物事を決められなくなる」。「物事を決められなくなる」のが、立派な病気であると認(rèn)識(shí)している人は極めて少ない。実際に、「物事を決められなくなる」事態(tài)に陥った人は、うつ病を患っている可能性が高い?！肝锸陇驔Qめられない」や「注意力や集中力に欠ける」など認(rèn)知面での問題が生じると、患者が仕事を続ける上で大いにマイナスとなる。うつ病の患者は、ひとつの仕事を完成するのに、かなり長い時(shí)間を要し、かつ、仕事上でのミスも起こりやすくなる。