張沱生氏

　中國國際戦略研究基金會(huì)學(xué)術(shù)委員會(huì)の張沱生?委員長は29日、「第10回北京—東京フォーラム」で、中日両國は危機(jī)の管理?制御を適切に行い、不意の交戦や軍事衝突を回避しなければならないと語った。

　張委員長は、サブフォーラムの議論の成果を総括し、雙方は2つの非常に重要な共通認(rèn)識(shí)を達(dá)成したと指摘した。

　第一に、雙方はいずれも、両國が最近、海洋問題のハイレベル?yún)f(xié)議を再開したことは非常に重要なことだと認(rèn)識(shí)している。今回の対話では、両國の防衛(wèi)部門の海上緊急連絡(luò)メカニズムの協(xié)議を再開しなければならないという重要な共通認(rèn)識(shí)が達(dá)成された。これは、東中國海地域の危機(jī)管理の強(qiáng)化に対して非常に重要な役割を発揮するものとなる。

　第二に、雙方はいずれも、危機(jī)管理が非常に重要であるとの認(rèn)識(shí)で一致した。これは、北東アジア地域の平和と安全を守るための最も重要な保証であり、偶発的衝突や軍事衝突を避ける最も重要な道具である。中國側(cè)は、安全保障體制を構(gòu)築するには4つの課題を処理しなければならないと認(rèn)識(shí)している。第一に領(lǐng)土や海洋権益の紛爭、第二に核拡散問題、第三に海上ルートの安全、第四に非伝統(tǒng)的安全保障問題である。

　張委員長は、北東アジアでは現(xiàn)在、安全保障について主に次の3つの方面の配置がなされていると指摘した。第一に米國の二國間の軍事同盟體系、第二に各種のパートナーシップや二國間?多國間の國防対話、第三に大國の協(xié)調(diào)である?！袱长欷椁?つの方面をめぐって、中國側(cè)は、その寛容性を拡大することを求めている。安全保障體制は、イデオロギーによって構(gòu)築するべきではない。日米同盟とそれ以外との間の関係を適切に処理すると同時(shí)に、各種のパートナーシップや多國間の安全體制を大きく強(qiáng)化する必要がある」

　フォーラムに參加したゲストは、中日米露という4つの大國がこの地域に重要な責(zé)任を持っており、4カ國が連攜と協(xié)力を強(qiáng)め、安定した関係を築くことは、地域の安全保障に対して非常に重要な意義を持っていると強(qiáng)調(diào)した。張委員長はこれについて、「もちろん大國はここで責(zé)任を負(fù)っているが、大國主義を取るべきではなく、小國の役割も十分に発揮しなければならない」と指摘した。

　張委員長は最後に、「中國側(cè)は議論の中で日本の集団的自衛(wèi)権の解禁に対して憂慮を示し、日本側(cè)はこれに回答した。中國がアジア版のモンロー主義を取り、地域の安全秩序を主導(dǎo)して米國を追いだそうとしているのではないかという日本側(cè)の質(zhì)問について、中國側(cè)の代表もはっきりとした回答を行った」と指摘した。（編集MA）

　「人民網(wǎng)日本語版」2014年9月30日