國務院発展研究センター?マクロ経済研究部の余斌部長は24日、國務院新聞弁公室の記者會見に出席し、「今年に入って以來、経済成長率の低下が続いているが、第4四半期（10-12月）は徐々に安定に向かうと見られる。2014年通年のGDP成長率は7.4％前後となり、所定の目標範囲に収まる見込みだ。これまでと違う點は、経済成長率が低下する中でも、全體的な経済指標の悪化が加速せず、経済構造にプラスの変化が見られ、リスクも全體的に制御可能である點だ」と述べた。人民日報が伝えた。

　余部長は次のように指摘した。

　現(xiàn)在、経済運行の質(zhì)は安定し、構造も改善している。

　まず、経済成長率の低下は、雇用に対して顕著な影響を及ぼしていない。31の大中都市で実施された調(diào)査の結(jié)果、8月の失業(yè)率は5％前後で、年初と比べてやや低下し、成長率の低下に伴って上昇するということはなかった。國務院発展研究センターが企業(yè)に対して行ったアンケート調(diào)査の結(jié)果によると、「來年採用人數(shù)を増やす予定」と答えた企業(yè)は30.3％、「採用人數(shù)は変わらない」と答えた企業(yè)は57.3％に達し、「採用人數(shù)を減らす予定」と答えた企業(yè)はわずか12.4％だった。

　また、主な経済指標も安定しており、これは、市場主體が徐々にマクロ環(huán)境の変化に適応し、収益モデルが変化しつつあることを意味する。

　さらに、経済構造もプラスの変化を迎えている。第3次産業(yè)の割合が引き続き高まり、サービス業(yè)が経済成長の最大の貢獻者となり、消費が投資を上回り、経済成長の最大の原動力となった。一方で、経済成長率の低下に伴い、一部のリスクが生まれているが、全體的に見ると依然としてコントロール可能な範囲となっている。（編集SN）

　「人民網(wǎng)日本語版」2014年10月26日