國家統(tǒng)計局がまとめたデータによると、2013年の中國の一人あたり平均國內(nèi)総生産（GDP）は7千ドル（1ドルは約119円）に迫り、中の上の所得國の水準(zhǔn)に達(dá)した。だが収入が増加する時期にあって、中國の労働者の労働時間は年2千時間から2200時間ほどになり、これは英國、米國、ドイツ、フランスなどの1920～50年代の水準(zhǔn)に相當(dāng)する。

経済の急速な発展にともない、労使関係は問題が頻発する「深水」に突入した。労働時間の不合理さや違法さは、労資トラブル発生の重要な導(dǎo)火線になっている。また過度の殘業(yè)は社會全體が注目する焦點(diǎn)の問題となっている。

同報告によると、高所得國へのプロセスを進(jìn)む今、中國の労働者の労働時間には次の8つの特徴がみられる。

（１）労働時間の制度が世界水準(zhǔn)に近づいてはいるが、殘業(yè)が以前として深刻な狀況にある。

（２）過重労働が橫行し労働時間の問題がおざなりにされている。

（３）男性の長時間労働、女性の家事負(fù)擔(dān)という2つの問題が併存している。

（４）都市部と農(nóng)村部で労働時間の開きが大きい。

（５）特大都市の労働者は通勤時間が長い。

（６）雇用者と被雇用者では雇用者の方が労働時間が長い。

（７）中國人の休暇は世界の平均水準(zhǔn)より遙かに少ない。

（８）過重労働による職業(yè)病や過労死などの現(xiàn)象が目立つ。

研究によると、中國の産業(yè)の9割は週労働時間が40時間を超え、半數(shù)以上は週の殘業(yè)時間が4時間を超える。各産業(yè)の週平均労働時間のランキングをみると、最も多いのはホテル?外食産業(yè)で51.4時間になる。2位は建築産業(yè)、3位は家事サービス、4位は修理?その他サービス産業(yè)で、以上の4産業(yè)は法律で定められた「特殊産業(yè)」の週労働時間の上限49時間を上回る。交通輸送?倉庫貯蔵?郵便産業(yè)は48.8時間、製造業(yè)は48.2時間。これら6産業(yè)の週あたり平均殘業(yè)時間は8時間を超えており、「労働法」が規(guī)定する1日あたり標(biāo)準(zhǔn)労働時間8時間で考えると、6産業(yè)の従事者は平均で毎週1日かそれ以下の休息しか與えられていないことになる。（編集KS）

「人民網(wǎng)日本語版」2014年12月2日