韓國で猛威を振るっている中東呼吸器癥候群（MERS）に関して、韓國保健福祉部は9日、感染者が95人、死者が7人に増え、2892人が隔離されていると発表した。韓國京畿道教育庁の報道官によると、9日午後3時の時點で、韓國の學(xué)校2208校が休校している。MERS感染の拡大に伴い、韓國の経済や社會に大きな影響が出ている。新華網(wǎng)が報じた。

観光、娯楽施設(shè)は來場者激減

MERS感染拡大を背景に、韓國各地の観光地などを訪れる観光客は激減している。例えば、1日平均2000-3000人の観光客が訪れる韓國中部の人気観光地?俗離山國立公園を訪れる観光客は1000人ほどにとどまっている。

また、映畫館などの娯楽施設(shè)も打撃を受けている。韓國映畫振興委員會の統(tǒng)計によると、6日、全國の映畫館や各種劇場の入場者數(shù)は計68萬7872人。1週間前の5月30日(85萬1251人)と比べると19.2％減となった。

ショッピングセンターなども楽観視できない狀況となっている。1-6日、韓國のロッテ百貨店や現(xiàn)代百貨店、新世界百貨店などの売上額は前年同期比5.0-8.7％減となった。イーマートやロッテマート、ホームプラスなどの大型スーパーの売上額も12-12.4％減となっている。

韓國では多くの人が外出を控えるようになっているため、結(jié)婚式や赤ちゃんの満1才誕生日パーティーなどの開催を控える人も増加している。また、MERSがソウルで流行しているため、閑古鳥が鳴く狀態(tài)となっているイベントも少なくない。