高中所得國(guó)の入口3976ドルと高所得國(guó)の入口1萬(wàn)2276ドルとでは、2倍以上の開きがある。人口の伸びを計(jì)算すると、GNIは2.3倍から2.4倍増加しなければならない。名目成長(zhǎng)率が8%に達(dá)すれば高所得國(guó)になるのに16年かかり、7%なら18年かかる。7%も8%もペースとしては速く、中所得國(guó)の段階を走り抜けるのに10數(shù)年というのは、ごく正常なことだ。
世界銀行の基準(zhǔn)に従えば、中國(guó)が高中所得國(guó)になったのは10年で、この年の平均所得は4240ドル(約52萬(wàn)2千円)だった。14年は7324ドル(約90萬(wàn)1千円)で、4年間で72.7%増加し、年増加率は14.6%になる。新常態(tài)(ニューノーマル)の下での経済成長(zhǎng)の鈍化や人民元が米ドルに対し全體として再び上昇する見込みがないことなどから、今後の年平均名目成長(zhǎng)率はおよそ7~8%の間にとどまるとみられる。人口が実質(zhì)で年0.4%増加することを考えると、1萬(wàn)2276ドルに達(dá)するには、14年に比べ72.6%の増加が必要だ。14年の名目國(guó)內(nèi)総生産(GDP)の増加率は8.2%だった(GNIとGDPの伸びは基本的に同ペース)。15年以降の増加率を7.0%(実質(zhì)6.2%)とすると、8年がかかることになる。よって中國(guó)が高所得國(guó)になるのは22年のことで12年の時(shí)間がかかり、これは正常な水準(zhǔn)だ。
ある國(guó)が20年以上、さらには30年経っても高中所得國(guó)の段階にとどまり、高所得國(guó)の入口に到達(dá)しないとすれば、それは中所得國(guó)の罠に陥ったといえる。だが中國(guó)は2030年には高所得國(guó)の仲間入りをする見込みだ。今後16年間の経済の名目成長(zhǎng)率は最高でも3.5%止まり、実質(zhì)成長(zhǎng)率は2.7%止まりという見方は、根拠のない戯言だろう。(編集KS)
「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2015年6月11日
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