すべての資料を複寫し大連に寄贈(zèng)
2年の難しい調(diào)査と証拠探しを経て、大量の確実な第一資料を集めた上で、井上氏は約20萬(wàn)字からなる一冊(cè)の日本語(yǔ)版「旅順虐殺事件」にまとめた。
1995年12月、「旅順虐殺事件」(日本語(yǔ)書籍名)は筑摩書房から出版され、日本のメディア學(xué)術(shù)界で大きな反響を呼ぶと共に、「旅順大虐殺」発生後の100年間で日本で出版された初の「事件の全貌を反映した専門書」となり、日本人が忘れかけていた歴史の扉を開くこととなった。
翌年の1996年12月、同書籍は「第2回日本平和?協(xié)同ジャーナリスト基金賞」を受賞、舞臺(tái)化され日本で公演された。長(zhǎng)きにわたり法廷で日本政府と教科書検定制度をめぐり?duì)帳|京教育大學(xué)の家永三郎教授は同書を、「詳細(xì)な資料に基づき綿密に事件を論証した力作」と評(píng)価している。
旅順萬(wàn)忠墓記念館の張暁倩副館長(zhǎng)によると、2000年3月15日、井上氏は自身の日本語(yǔ)著書と長(zhǎng)文の手紙を同記念館に送り、中國(guó)の読者にこの書籍を紹介してもらいたいと切に望んだ。また、「旅順大虐殺」を研究する中國(guó)人がわざわざ日本に足を運(yùn)ぶことなく、殉難の地でも研究ができるようにと、長(zhǎng)年日本で集めた資料もすべて複寫して添え、同館に寄贈(zèng)したという。
2001年、「旅順虐殺事件」は中國(guó)語(yǔ)に翻訳され、「旅順大虐殺」として発刊された。100年以上の時(shí)を経て、ついに井上氏のような良識(shí)をもつ日本人作家が立ち上がり、大虐殺の真相を語(yǔ)る者が現(xiàn)れたのだ。井上氏はこの書籍を通じて歴史を還元したばかりでなく、一人の日本人の良識(shí)の旅を終えたのだ。(編集IM)
「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2015年9月30日
![]() |
このウェブサイトの著作権は人民日?qǐng)?bào)社にあります。
掲載された記事、寫真の無(wú)斷転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257、080-5077-8156 北京 (010) 6536-8386