中國中車股フン有限公司(フンはにんべんに分)はこのほど、時速600キロメートルのリニアモーターカー開発プロジェクトを開始することを明らかにした。2020年にサンプル車両第1號を引き渡しする予定で、山東省に高速リニア試験路線を建設(shè)する計畫もある。中國は高速鉄道世界一の座にどっしり座ると同時に、「リニア時代」が今またひそかに押し寄せている。人民日報が伝えた。
▽一度は「敗北」したリニア
20世紀(jì)末、北京と上海を結(jié)ぶ京滬高速鉄道の路線が「リニア論爭」を引き起こし、リニアが中國人の視界に入ってきた。
1990年、當(dāng)時の鉄道部は「高滬高速鉄道線路プラン構(gòu)想報告」を提出。だが97年になっても同高速鉄道が始動するかどうかが決まらず、中國高速鉄道で軌道技術(shù)を採用するか、リニア技術(shù)を採用するかをめぐって、激しい論爭が引き起こされた。
軌道技術(shù)の最大の優(yōu)位點は技術(shù)が成熟し、安全性と信頼度が高く、互換性が高いということだ。高速リニアの最大の優(yōu)位點は速度が速く、登坂能力が高く、路線の選択の幅が広いということだ。伯仲し、一長一短ある2つの技術(shù)のロードマッピングの間で、論爭は7年近く続き、最終的にリニアが「敗北」した。04年1月、國務(wù)院常務(wù)會議は同高速鉄道に軌道技術(shù)を採用することを認可した。
鉄道部の孫永福副部長(當(dāng)時)は、「リニア技術(shù)の最も大きな問題は実際に運営が行われていないということだった。當(dāng)時、何回もチームを率いて海外に視察に行った」と話す。その後発表した「中國の高速鉄道成功の道」という文章では、「リニア技術(shù)が最終的に軌道に破れた原因は主に3つある。1つ目はリニアの商業(yè)運転がまだ始まっていないことで、技術(shù)的にさらなる研究が待たれるということ。2つ目はリニア技術(shù)は建造コストが軌道よりも高いこと。3つ目は中國の既存の鉄道システムとの汎用性で劣ることだ」と指摘した。
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