メディアのこうした反応は、恐らく日本の歴史問題処理の全體的脈絡の中において、初めてより正確に理解できるものだ。近年、安倍政権を代表とする日本右翼政治勢力は、歴史問題で逆行の兆候を大変顕著にしている。靖國神社參拝、歴史教科書改訂などの問題が相次いで起き、アジア隣國と國際社會は広く問題視している。數(shù)カ月前、日本文部科學省が公表した新たな高校教科書の検定結(jié)果では、戦爭の犯罪行為を取り繕い、南京大虐殺関連の內(nèi)容を減らすやり方が再び見られた。
こうした中、國際社會は安倍首相の真珠灣訪問が真の意味の「歴史の旅」なのか信じがたく、各方面が戦略レベルからこの行動を注視するのも無理はない。
歴史の真相の改竄は許されず、歴史の記憶を消すことは許されない。歴史は歴史であり、特定の歴史に觸れようとしない、觸れたくないことは、それが存在しなかったことを意味しない。
米國人が真珠灣攻撃及びその後に起きた太平洋戦爭を忘れることはない。東南アジアの國々が日本軍が彼らの故郷を壊滅し、彼らを奴隷的に酷使したことを忘れることはない。中國國民も同様に日本軍國主義による侵略が國と民族にもたらした甚大な災禍を忘れることはない。日本にとって、歴史認識は好きなように取捨選択できる戦略カードではなく、自由に選択できる外交手段ではない。かつての軍國主義による侵略の歴史は日本が誠実に受けとめなければならない整った歴史であり、特定の部分を選択したり捨て去ったりできるものではない。
今日まで南京大虐殺の苦難を銘記するのは、依然として人類にとって必須の道義だ。かつての戦爭の発動者、犯罪行為の実行者である日本は、歴史の責任を真に擔うことができるのか。この問題は、必然的に世界の注視と判定から逃げおおせない。(編集NA)
「人民網(wǎng)日本語版」2016年12月13日
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