中國の北方地方の各都市では16?22日にかけて、冬入り後、最も広範囲にわたる重度汚染に見舞われ、防塵マスクが煙霧の日に外出する際の必需品になった。世界で広く認められている防塵マスクの規(guī)格には、米國労働安全衛(wèi)生研究所（NIOSH）の規(guī)格、EUのEN規(guī)格、中國のGB2626-2006規(guī)格がある。南方日報が伝えた。

防塵マスクの原理は何なのだろうか。本當に防塵効果を発揮するのだろうか。

マスクの基本的な原理は、ふるいのように有害物質を濾過することだ。防塵マスクは通常、靜電フィルターを用い、これにより大気中の粒子狀物質を吸著させる。

北京醫(yī)療器械検験所材料室は病院內(nèi)の環(huán)境で、數(shù)種類のマスクの密封効果の検証を行った。その結果、一般的なガーゼマスクには、PM5以下の粒子狀物質を遮斷する効果がなかった。一般的な醫(yī)療用マスクは、PM4に対して効果を発揮した。醫(yī)療用外科マスクと醫(yī)療用使い捨てマスクは、PM4以上の粒子狀物質を遮斷できる。醫(yī)療用防護マスクのN95は、大多數(shù)のPM2.5を遮斷できる。同実験では、99％以上の粒子狀物質がN95によって遮斷された。

しかし北京醫(yī)療器械検験所材料室長の岳衛(wèi)華氏は「これは病院環(huán)境內(nèi)の実験だ。都市の外部環(huán)境では自動車排気ガスなどの排出量が多く、大気中の多くの粒子狀物質が油をまとっている。これによりマスクの実際の防護効果が損なわれる」と指摘した。

極小粉塵も油性と非油性に分かれる。市場に多く流通している3Mマスクは、KRとKNのシリーズに分かれる。KRは油性粒子狀物質を濾過し、KNは非油性粒子狀物質を濾過する。（編集YF）

「人民網(wǎng)日本語版」2016年12月27日