オーストラリアン?ファイナンシャル?レヴュー(電子版)に掲載された文章によると、UBS銀行の最新調査から、過去6ヶ月間に海外で不動産を購入する中國人の割合が約5割低下していることが判明した。その原因は、投資利益率アップを目的に住宅を貸し出すオーナーが増えていることにあるという。參考消息網(wǎng)が伝えた。
UBS銀行は、中國大陸部のバイヤー約3千人を対象に半年間にわたる調査を実施した。これによると、海外不動産を空き家としている中國人バイヤーの割合は、3月の25%から8月には14%にまで低下した。海外不動産を購入するのは、自分自身が臨時使用するためだとしている中國人バイヤーの割合がやや高まっているにも関わらず、このような結果が出ている。
報告の著者のひとりであるUBSグループグローバル不動産業(yè)務部のJim Wright氏は、「これは、投資家にとって、収益の重要性が高まったことを反映している」と指摘した。
また、最新調査の結果、6ヶ月前と比べて、北京では資本移転に対する制限が厳しくなったことで海外不動産を手放す人が減少しているが、海外不動産の購入タイミングを早める、あるいは延期する人が増加し続けていることが判明した。
「資本に対する管理が厳しくなったことが、中國人バイヤーの海外不動産購入熱にとりわけ影響を及ぼしているわけでないことは、いささか驚きだ。ただ、6ヶ月前と比べ、現(xiàn)在の資本管理はより多くの中國人バイヤーに影響を及ぼしている」と報告は指摘している。
過去6ヶ月、全タイプの不動産バイヤー(自身の貯蓄による購入、もしくは家族?友人の資金援助による購入)の割合は、約3分の2も高まっている。一方、中國國內銀行のローンによって購入するバイヤーの割合はやや低下している。
調査によると、今もなお発展を続ける中國人の海外不動産購入市場において、これまで人気があった目的地(シンガポール、カナダ、米國、オーストラリア)に比べ、過去6ヶ月間は、東南アジア(特にタイ)の人気が高まっている。これはおそらく、これらの市場がインフラ投資に力を入れており、かつ、住宅価格が比較的低く、投資利益率が高いためとみられる。
ナショナル?オーストラリア銀行による2017年第3四半期調査によると、オーストラリアで住宅を購入する外國人バイヤーの割合は8%、このうち中國人が半數(shù)を占めている。(編集KM)
「人民網(wǎng)日本語版」2017年11月20日
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