中國は世界一の大きな自動車市場であり、まるで強力な磁石のようにますます多くの技術(shù)と製品を引き寄せている。「第一財経」のサイトが伝えた。

11日に上海市で開催される第1回中國國際輸入博覧會は、初の輸入をテーマにした國家レベル博覧會で、多國籍自動車メーカー大手の多くが參加に意欲をみせている?，F(xiàn)在、フォルクスワーゲン（VW）、ゼネラルモーターズ（GM）、トヨタ、ホンダ、ベンツ、フォード、日産、フィアット?クライスラー、ジャガーランドローバー、テスラ、ヒュンダイ?キアなどの世界で主要の完成車メーカー、およびボッシュ、アイシン精機などの部品メーカーが、製品や技術(shù)の展示の準備を急ピッチで進めている。

年初以來、中國製造業(yè)の全面的開放が深化を続け、自動車など各産業(yè)の開放の要望への対応が進められ、外資による株保有率の制限が緩和され、とりわけ自動車産業(yè)の外資の株保有率の制限が緩和された。今年はさらに専用車、新エネルギー車での外資の株保有率の制限が撤廃される見込みだ。また2018年7月1日より、中國は完成車の輸入関稅を15％まで引き下げ、部品の輸入関稅は6％まで引き下げた。政策の後押しを受けて、自動車産業(yè)は博覧會參加に意欲をみせており、米國、日本、フランス、ドイツ、イタリアなどのメーカー數(shù)十社が參加を申し込んでいる。

輸入博覧會は多國籍企業(yè)が中國の消費者にその実力を示す重要なプラットフォームであり、窓口であり、新エネルギー車が注目點の一つになる見込みだ。長年にわたり、多くのメーカーが溫室効果ガス、大気汚染、資源?エネルギーといった地球環(huán)境の問題解決に積極的に動いてきた。燃料の利用効率と代替エネルギーの利用を高める有効な方法として、車両の電動化が必然的な選択になっている。世界で電動化が加速する流れの中、多國籍メーカーは中國市場で新たなチャンスをつかまえようとし、今回の博覧會で奧の手を出し、最先端の新エネ技術(shù)?新エネ製品を発表するだろう。

▽期待が集まる水素燃料技術(shù)

ホンダは今回の博覧會の出展に関する事務(wù)作業(yè)を請け負う専門チームを発足させ、水素で発電する燃料電池自動車（FCV）と水素充填設(shè)備（水素スタンド）などを紹介する予定だ。ホンダ中國法人の関係責(zé)任者は取材に答える中で、「ホンダは中國市場と第1回輸入博覧會を非常に重視しており、今回出展する車種と技術(shù)は期待に応えるものだ。紹介する新型FCV『クラリティ フューエル セル』は、70メガパスカル（MPa）の水素最高重點圧力、3分程度の充填時間、現(xiàn)在の世界の排気ガス排出ゼロ車種では最長となる一充填走行距離750キロメートルが主な特徴だ」と述べた。ただ、博覧會では技術(shù)の展示にとどまり、中國での完成車販売は予定されていない。

韓國のヒュンダイは量産型FCVを世界で初めて打ち出したメーカーだ。13年2月には、世界の量産型FCV第1號となった「ix35FCV」が韓國?蔚山市の現(xiàn)代自動車蔚山工場でラインオフした。だが水素スタンドが少ないことや価格の高さなどから、市場での販売は好調(diào)とはいえず、実用的意義よりも象徴的意義や技術(shù)的な意義が勝る狀況だ。ヒュンダイは2018年の米見本市コンシューマー?エレクトロニクス?ショー（CES）で次世代FCV「NEXO」を発表。ヒュンダイの未來に向けた最新車種として、最新の水素エネルギーシステム、先進運転支援システム（ADAS）が搭載され、年內(nèi)に「ix35FCV」の後継車種として発売される見込みだ。今回の博覧會でもこの最新の研究成果である次世代FCVが紹介されるという。

トヨタと同じく、ホンダもFCV分野での配置を加速させている?！弗楗辚匹?フューエル セル」はホンダが初めて売り出したFCVであり、16年に日本で発売されたが、中國ではまだ発売されていない。注目されるのは、ホンダが中國市場での新エネルギー製品の配置をさらに充実させ、18年4月には國家工商行政管理総局商標局に「CLARITY」商標の登録申請を提出するなどして、この車種を中國に導(dǎo)入する機が熟すのを待っていることだ。（編集KS）

「人民網(wǎng)日本語版」2018年9月10日