稅関総署がこのほど発表したデータによると、今年上半期には中國(guó)の対米輸出増加率が5.4％となり、前年同期比13.9ポイント低下した。6月に限ってみると3.8％で、同23.8％低下した。新華社が伝えた。

今年に入ってから中國(guó)の対外貿(mào)易の輸出は安定した増加傾向を維持しているが、対米輸出増加率は目立って低下した。専門家は、「この背後には経済環(huán)境の影響もあれば、米國(guó)が発動(dòng)した貿(mào)易摩擦が市場(chǎng)の信頼感に影響を與えたこととも関連がある」との見(jiàn)方を示す。

商務(wù)部國(guó)際貿(mào)易経済協(xié)力研究院國(guó)際市場(chǎng)研究所の白明副所長(zhǎng)は、「ある側(cè)面からみれば、世界経済の好転という環(huán)境の影響を受けて、昨年の中國(guó)の対米輸出は回復(fù)的成長(zhǎng)を遂げた。今年は常態(tài)化した成長(zhǎng)となり、中國(guó)から大部分の國(guó)への輸出増加率が軒並み昨年を下回ったことがある」と述べた。

だが業(yè)界関係者は、「こうした要因だけでなく、米國(guó)が自ら発動(dòng)した貿(mào)易摩擦が中國(guó)の対米輸出増加率の低下を招いた重要な誘因だ」との見(jiàn)方で一致する。

対外経済貿(mào)易大學(xué)中國(guó)世界貿(mào)易機(jī)関（WTO）研究院の屠新泉院長(zhǎng)は、「中米はこれまで3回協(xié)議を行ったが、トランプ政権は何度も混ぜ返し、共通認(rèn)識(shí)をないがしろにし、約束を反故にして、市場(chǎng)ムードに不必要な波紋を引き起こし、市場(chǎng)の予測(cè)にマイナス影響を與えた」との見(jiàn)方を示した。

中國(guó)國(guó)際貿(mào)易學(xué)會(huì)専門家委員會(huì)の李永副委員長(zhǎng)は、「米國(guó)が意固地になって貿(mào)易戦爭(zhēng)を発動(dòng)したことは、米國(guó)輸入業(yè)者の信頼感を損ない、中米貿(mào)易の正常なリズムを狂わせた。さらにはグローバル貿(mào)易の供給チェーンを一層混亂させる可能性もある」と述べた。

米國(guó)経済の最近の基本狀況をみると、國(guó)內(nèi)需要は旺盛で、輸入が拡大されるはずだが、中國(guó)との貿(mào)易は反対の狀況だ。これは最近の両國(guó)貿(mào)易が異常なマイナス影響を被り、関連各方面が損害を受けたためだといえる。

米國(guó)の保護(hù)貿(mào)易主義が影を落とす中、資金力に限界のある米國(guó)の中小規(guī)模の輸入企業(yè)が真っ先に影響を被ることになり、経営困難や倒産の痛みを引き受けなければならなくなるとみられる。