國(guó)家穀物油糧情報(bào)センターによると、米國(guó)産大豆の輸入コストがこのたびの追加関稅措置によって増加し、中國(guó)の調(diào)達(dá)量は今後目立って減少する見(jiàn)込みだが、中國(guó)には輸入で減少した米國(guó)産大豆の分に完全に対応できる能力があるという。人民日?qǐng)?bào)が伝えた。

同センターの専門家の説明によれば、「中國(guó)が米國(guó)産大豆に25％の輸入関稅をかけると、米國(guó)産大豆の輸入コストは1トンあたり700～800元（1元は約16.7円）増加し、ブラジル産大豆より300元前後高くなる。米國(guó)産大豆は追加関稅措置により競(jìng)爭(zhēng)上の優(yōu)位を失ったため、中國(guó)企業(yè)はこれから調(diào)達(dá)量を大幅に減少させる見(jiàn)込みだ。実際、6月28日の時(shí)點(diǎn)で、中國(guó)は3週間にわたり米國(guó)産大豆の新たな調(diào)達(dá)を行っておらず、また同期には累計(jì)61萬(wàn)5千トンの注文がキャンセルされた」という。

同専門家は、「今年はブラジルの大豆が豊作で、來(lái)年は南米の大豆の作付面積が大幅に増加することが見(jiàn)込まれ、中央アジアの『一帯一路』（the Belt and Road）參加國(guó)も作付面積を増やす可能性がある。また中國(guó)は國(guó)內(nèi)での生産量を増やす、大豆?大豆粕の輸入源を開(kāi)拓するなどの措置によって供給を保障することが可能であると同時(shí)に、飼料配合の研究を強(qiáng)化し、大豆粕への依存度を引き下げてニーズを減少させるなどして、米國(guó)産大豆が撤退した後の穴を埋めることが完全に可能だ」との見(jiàn)方を示した。

同専門家の分析によれば、「今年の米國(guó)の大豆作付面積は3624萬(wàn)ヘクタールに達(dá)し、過(guò)去2番目の水準(zhǔn)になり、40年ぶりにトウモロコシの作付面積も上回る。増産と輸出需要の減少が予想されることから、米國(guó)産大豆には価格低下の強(qiáng)いプレッシャーがかかる。7月9日現(xiàn)在、米シカゴ商品取引所（CBOT）の大豆先物価格は5月末の高水準(zhǔn)から累計(jì)約14％下落し、米國(guó)の農(nóng)家には大きな痛手となっている。過(guò)去20年にわたり、世界の大豆貿(mào)易の増加分の85％を中國(guó)が擔(dān)い、今後も中國(guó)のニーズが世界の大豆貿(mào)易の増加を推進(jìn)する主要な原動(dòng)力になる見(jiàn)込みだ。だが米國(guó)の大豆農(nóng)家は中國(guó)の大豆ニーズの増加がもらたすメリットとは無(wú)縁だ」という。

中國(guó)稅関がまとめた統(tǒng)計(jì)によると、中國(guó)の大豆輸入源は多様化し、南米の供給量が米國(guó)を上回った。2016～17年の大豆輸入量は9349萬(wàn)トンで、このうちブラジル産が4534萬(wàn)トンで48.5％を占め、割合は3年前より1.7％上昇した。米國(guó)は3684萬(wàn)トンで39.4％を占め、3年前より1ポイント低下した。南米を中心とした非米國(guó)産大豆が中國(guó)の大豆輸入量のすでに6割以上を占めており、安定増加の傾向も示している。今後は、南米が中國(guó)への大豆供給の中心エリアとして、ますますその存在感を高めるとみられる。（編集KS）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2018年7月11日