■軍國の夢も推進困難に

　日本の右翼政治屋から見ると、安倍氏は「英雄」だ。就任後、第2次大戦以降の米國による束縛を打破し、國と軍を普通の國の軌道に乗せようとしているからだ。

　確かに安倍氏は日本が右翼軍國主義の道へと向かうために多くの扉を開き、ゴーサインを出した。米國が國力が低下しながらも「アジア回帰」を焦っているという戦略的好機を利用して、米國を手玉に取った?！钙胶蛻椃ā?條の改正準備、集団的自衛(wèi)権の行使容認、「武器輸出」三原則の見直しを整然と進めた。

　外交では、安倍氏は休むことなく「地球儀を俯瞰する外交」「価値観外交」を展開し、中國封じ込めの「同盟」を構(gòu)築している。歴史問題では、安倍政権は第2次大戦時の侵略の歴史と慰安婦問題をひたすら否認し、日本周辺に緊張した雰囲気をもたらし続けている。

　だがその外交、外遊の成果は安倍氏が言うように素晴らしいものでは決してない。ある日本外務(wù)省高官によると、首相の外遊は「喜ばしい事のみ伝えて悪い事は伝えない」であり、成果のみを語り、挫折は語らない。

　日本の評論家は「現(xiàn)在の國內(nèi)経済情勢から安倍首相はより多くの力を國內(nèi)に注がざるを得ない。もし経済で見事な成果を出せなければ、今後安倍內(nèi)閣の議案はどんどん可決困難となり、集団的自衛(wèi)権行使容認関連法案の可決も遅れるだろう」との認識を示した。（編集NA）

　「人民網(wǎng)日本語版」2014年10月28日