中國人民銀行（中央銀行）研究局の馬駿チーフエコノミストらが作成した「2015年中國マクロ経済予測」が、10日に同行の公式ホームページを通じて発表された。その中で今年の國內(nèi)総生産（GDP）成長率の予測値が7％に、消費者物価指數(shù)（CPI）の上昇率が1.4％に、それぞれ引き下げられた?！妇┤A時報」が伝えた。

「予測」によると、主に次の3點が原因で経済成長に下方圧力がかかっているという。（１）輸出の増加ペースが目立って鈍化している（２）不動産開発投資の減少ペースが予想よりも速い（３）一部の産業(yè)で銀行の貸し渋りや企業(yè)の貸出への慎重姿勢といった現(xiàn)象がみられる。下半期の経済見通しについては、上半期の経済成長ペースは予想を下回ったが、安定成長政策のタイムラグがあること、不動産市場の安定化、世界経済の復興などが原因で、下半期中國経済の前期比成長率は上半期をやや上回ることになる、としている。

また「予測」はCPI上昇率を0.4％引き下げて1.4％とし、下半期のインフレ率は上半期を上回るとした。その原因として、國際原油価格の安定化?回復傾向、人民銀が行った3回の金利引き下げと2回の預金準備率引き下げと積極的な財政政策、世界の農(nóng)産品の生産量に対するエルニーニョ現(xiàn)象の影響などが挙げられる。（編集KS）

「人民網(wǎng)日本語版」2015年6月11日