全體的に見て、報告は冷戦時代の宣伝思考を採用している。報告は米國が條約や協(xié)定を遵守していると喧伝するほか、ロシアなど舊ソ連構(gòu)成國、中國、イラン、朝鮮、シリア、エジプト、パキスタン、ミャンマーなど米國が問題があると考える國の行為に対して重點的にいわゆる評価を行っている。報告は公正性、公平性を欠くうえ、確かな証拠に基づかず、いくつかの根拠なき憶測のみに基づいて、中國など一部の國に対するいわれなき猜疑に満ちている。

　実際には、中國は長年にわたり軍備管理と不拡散の分野で積極的に努力し、重要な貢獻をしてきたのであり、これは世界のどの國の目にも明らかだ。米側(cè)も中米間の様々なレベルや場で、繰り返しこれを稱賛し、評価してきた。だが報告は古臭い論調(diào)を再び持ち出し、中國の履行狀況についてむやみに疑い、論評し、一部「問題國家」のミサイル開発を支援しているとして中國を公然と非難している。こうした非難は全く根拠のない、無責任なものだ。

　米側(cè)のこうしたやり方は中米間の相互信頼の強化にマイナスであり、平等、相互信頼、尊重に基づく、國際的な軍備管理と不拡散協(xié)力の推進にもマイナスだ。國際社會の協(xié)力展開に役立たないこうした年度國別報告の発表を早急に止めることこそ、米國がすべき事だ。（編集NA）

　「人民網(wǎng)日本語版」2015年6月12日