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2016年6月22日  
 

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ネット用語人気の背後にあるものは? (3)

人民網(wǎng)日本語版 2016年06月21日08:31

二次元愛好者をプロファイルしてみると、3回目の出生數(shù)のピークとなった1985年から2000年に生まれた世代が浮かび上がってくる。富の連続の法則が起こり、日本のアニメ商品が大量に輸入された時代で、同世代は二次元関連商品に強く興味を抱くようになった。社會的には、インターネット技術(shù)が急速に成長した時代でもあり、インターネットを使って意思の疎通を図ることが盛んになったことで、各地に散らばっていた二次元文化の愛好者が一気に結(jié)ばれた。

中國ネットリサーチ會社の艾瑞諮詢(アイリサーチ)が発表している報告によると、ユーザーがACG(アニメ、コミック、ゲーム)が好きな理由上位3位は、「二次元の世界でしか、共感や癒し、愛が得られない」、「単純にACG作品が好き」、「仲間からあたたかさを感じることができ、存在感が常にほしい」だった。

ネット文化が社會に溶け込む時代

2014年11月、アジア太平洋経済協(xié)力(APEC)會議首脳會議の開催地となった北京で、一連の対策が講じられたため、會期中青空が広がり、インターネット上や微信(WeChat)のモーメンツでは「APECブルー」という言葉が人気ワードとなった。

多くのネット用語とことなり、「APECブルー」は、ネットユーザーの間にとどまらず、メディアでもすぐに大きな話題となった。そして、人民日報など権威あるメディアが、「APECブルーを永遠にとどまらせよう」と訴える記事を掲載した。中國の習近平國家主席も挨拶の中で、「今の北京の青空を『APECブルー』と呼び、美しいものは短命で、しばらくするとなくなってしまうという聲もある。しかし、私は不変の努力を通して、『APECブルー』を保ち続けることができると信じている」と語った。

このように、「APECブルー」というネット人気ワードが大衆(zhòng)の視野に入り、社會で大きな論爭を巻き起こしたのだ。

中國伝媒大學(xué)の隋巖教授は、「グループコミュニケーションにおいて、ネットユーザーがストレス発散などのために使ったフレーズを、メディアがニューワードとして拾い、それに新しい意義を加えて発信することで、視聴者は理性的にまた真剣にその問題を考えることになる。また一旦主流メディアが使うようになると、その言葉の生命力はさらに増す」と分析している。

しかし、「ネット用語を使いすぎると、『インターネットサブカルチャー』が明確な方向性を失ってしまう?,F(xiàn)在、真実とは異なる書き込みや中傷などが日?;贰ⅴ匹攻缺緛恧我饬xが破壊されてしまっている。人の目を引くために、低俗な言葉や文化が大量に使われ、それを『合法』なものに再生させようとする試みさえ行われている。その結(jié)果、本來の意義が失われ、単なる浮かれ騒ぎしか殘らない」と指摘する學(xué)者もいる。(編集KN)

「人民網(wǎng)日本語版」2016年6月21日 


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