中國(guó)の商務(wù)部(商務(wù)?。﹪?guó)際貿(mào)易経済協(xié)力研究院がこのほど発表した文章によると、中國(guó)、日本、韓國(guó)の自由貿(mào)易協(xié)定(FTA)交渉が長(zhǎng)期にわたり続けられているが、その過程は決して順調(diào)とはいえない。交渉の難しい點(diǎn)は技術(shù)的側(cè)面にあるのではなく、政治的側(cè)面にこそある。農(nóng)産品交渉などは長(zhǎng)期的にみれば技術(shù)的な障害に過ぎないが、主導(dǎo)権の問題、地域外の要因、歴史問題、地域の安全保障の問題などは、交渉を困難で複雑なものにする。人民網(wǎng)が伝えた。
文章によると、3カ國(guó)の間で政治的な相互信頼関係を構(gòu)築することができなければ、交渉が期待されたような進(jìn)展を遂げることは難しい。これは中日韓FTA交渉が長(zhǎng)年にわたり斷続的に続けられながら、いかなる合意にも到達(dá)できていないことの主な原因だ。長(zhǎng)期的にみて、中日韓FTAを前進(jìn)し発展させるには、2つの障害を克服し超越しなければならない。
第1の障害は相互信頼関係の欠如だ。経済発展の中核的要因は市場(chǎng)パワーだが、國(guó)と國(guó)との経済関係が政治関係と切り離せないことは認(rèn)めないわけにはいかない。歴史問題、領(lǐng)土問題が今なお中日韓協(xié)力を阻む最も主要かつ最も重要な問題だ。3カ國(guó)がお互いに信頼を積み上げて一定のレベルまで到達(dá)しなければ、FTAが水の流れるように自然に成立することなどあり得ない。
第2の障害は敏感な問題を抱えた分野の開放だ。中日韓は発展レベルと利益の追求で大きな開きがある。具體的にいえば、日本の敏感な産業(yè)は農(nóng)業(yè)、鉄鋼産業(yè)、エネルギー産業(yè)、造船業(yè)であり、韓國(guó)は農(nóng)業(yè)?水産業(yè)、エネルギー産業(yè)、衣類?繊維産業(yè)などの加工業(yè)だ。中國(guó)は化學(xué)工業(yè)、自動(dòng)車産業(yè)、電子情報(bào)産業(yè)、機(jī)械設(shè)備産業(yè)、金融業(yè)、小売業(yè)、先端設(shè)備製造業(yè)、輸送設(shè)備産業(yè)などが敏感な産業(yè)だ。中でも農(nóng)業(yè)という要因が中日韓FTA交渉の一番の難問になっている。
文章によると、中日韓FTAは未來を視野に入れた戦略的措置であり、アジア地域の経済一體化という大きな流れの中のごく自然な成り行きであり、理解と協(xié)力こそが3カ國(guó)が今後の交渉を順調(diào)に進(jìn)める上での基礎(chǔ)になる。協(xié)力を願(yuàn)わないなら、どこかの國(guó)が協(xié)力を拒否するなら、中日韓FTAはどうあっても建設(shè)できない。無理矢理建設(shè)しても、機(jī)能と影響力は不十分なものになる。全體としていえることは、現(xiàn)在進(jìn)められている中日韓FTA交渉にはよいタイミングが訪れておらず、今後の見通しは楽観的でないということだ。(編集KS)
「人民網(wǎng)日本語版」2016年10月12日
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