中國人民銀行(中央銀行)が金利を引き下げることが明らかになると、大騒ぎが始まり、この政策がもたらすさまざまな影響は「ドミノ倒し」に例えられた。そこで25日に調(diào)査を行い、利下げが一般市民、不動産デベロッパー、銀行にもたらすさまざまな影響を考えることにした。中國青年網(wǎng)が21日に伝えた。
▽銀行は金利戦爭を発動
人民銀は21日に利下げを発表し、預(yù)金の基準(zhǔn)金利を3カ月もので2.35%、半年もので2.55%、1年もので2.75%、2年もので3.35%、3年もので4.00%とした。大手銀行は素早く対応し、預(yù)金金利をすぐに調(diào)整した。
調(diào)査対象の8銀行のうち、中國農(nóng)業(yè)銀行、中國建設(shè)銀行、興業(yè)銀行、光大銀行、中國銀行が歩調(diào)を合わせていることは明らかで、預(yù)金金利は3カ月ものが2.6%、半年ものが2.8%、1年ものが3.0%となっている。2年ものは興業(yè)銀行だけが3.35%で、ほかはみな3.5%だ。
人民銀は銀行の金利変動幅の上限を引き上げたほか、このたびの利下げの公告で、5年もの定期預(yù)金の基準(zhǔn)金利については公表せず、各商業(yè)銀行の判斷に任せるとした。統(tǒng)計によると、各行の現(xiàn)在の5年もの定期預(yù)金の金利はバラバラで、最高と最低で1.25%の開きがある。西安銀行は5.2250%、興業(yè)銀行4.0%だが、全體としてみると利下げ前より下がっている。
▽不動産価格は「これから動く」
利下げの情報を受けて、全國各地の不動産企業(yè)が動き始め、徐々に価格が上昇している。25日に陝西省西安市で、物件販売中の業(yè)者數(shù)社に対して行った調(diào)査から最も強く感じられたことは、販売する場所が活気に包まれるようになってきたということだ。
同市蓮湖區(qū)豊禾路西口にある不動産會社の顧問は、「人民銀が利下げすると、不動産を見に來る人が明らかに増加した。そこで最近、価格を適宜調(diào)整した。もともとは不動産も季節(jié)と同じように冬を迎えると思っていたが、先週金曜日に人民銀の利下げ政策が発表されると、すぐに価格を調(diào)整し、今では1平方メートルあたり約6500元(1元は約19.2円)で、以前より値上がりした」と話す。
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