中國の最大のライバルはやはり日本だ。東南アジアの高速鉄道を研究する萬里常安海外リスク研究院の黃日涵院長は、「日本に比べて、中國の高速鉄道技術は全面的で、比較的安い建造費にも高い競爭力がある。こうした要因はどれもシンガポール-マレーシア高速鉄道の入札にプラスだが、日本とマレーシアやシンガポールなどの東南アジア諸國との長期にわたる複雑に絡み合った國交関係を考えると、変數(shù)もいろいろあり、単に商用運転の観點だけから考えることはできない」と分析する。
▽入札は國內(nèi)の経験を踏まえるわけにはいかない
盛社長はナジブ首相との會談前日の24日、マレーシアメディアの取材に答え、「安全こそ高速鉄道の基本的要求。中國の鉄道は絶対に安全で信頼できる。これは國際鉄道連合(UIC)も認めるところで、UOCが統(tǒng)計をまとめた過去10年間の世界の鉄道安全狀況に関するデータをみると、鉄道の乗客死傷者指數(shù)で中國の指數(shù)は最も低い。この指數(shù)は低ければ低いほど安全であることを示す」と分析した。
ここ數(shù)年、中國鉄道事業(yè)は急速に発展し、2015年末現(xiàn)在、中國の鉄道営業(yè)距離數(shù)は12萬1千キロメートルに達し、うち高速鉄道は1萬9千キロメートルで、世界の高速鉄道営業(yè)距離數(shù)の60%以上を占め、世界一だ。中國は異なる地質(zhì)環(huán)境や異なる気候の下での高速鉄道の建設?運営で豊富な経験がある。海南島の環(huán)狀高速鉄道は目下世界唯一の熱帯地域にある環(huán)狀高速鉄道で、気候や地質(zhì)環(huán)境はいずれもシンガポール-マレーシアの高速鉄道に似ている。(編集KS)
「人民網(wǎng)日本語版」2016年5月31日
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